その結果、熱溶融痕が単線・撚線ともに約4000m/s、電気的溶融痕の単線が約2400m/s、撚線が約1900m/sとなり、熱溶融痕より電気的溶融痕の伝搬速度が遅いことが判明した。この理由として、超音波の伝搬速度は固体よりも気体の方 ードに電気的溶融痕ができる場合がある． 火災現場で発見する電気的溶融痕は火災原因調査においても，出 火場所を推定する方法について研究が行われている． 1.3.3 火災原因調査への電気的溶融痕の活用 建築経過年数や生活環境により、壁付コンセントの劣化状況や消費電力は異なるが、屋内配線の状況、壁付コンセントに接続する家電、又はプラグの差し刃に見られる溶融痕などの状況から出火原因を特定している。 2 紹介事例について. 3 事案1について. (1) 現場見分状況. 出火箇所付近の火源の状況は、2口の壁付コ本火災は、壁付コンセント部分又はその壁付コ. ンセントとその付近の液晶テレビ(以下、「テレンセントに接続された家電製品の電源コード等か. ビ」とする。 )、VHSビデオデッキ(以下、「ビデらの出火が推定された事案で、鑑識の結果、壁付. オデッキ」とする。 )、テレビとビデオデッキの電コンセントからの出火を否定した事案である。 源コードに焼損が認められた。 2口壁付コ. テレビ. ビデオ. 電気溶融痕の判別方法を確立するのに必要な基礎研究として，（1）溶融痕に近接する非溶融部分（芯線）の結晶粒度に熱履歴などによる特徴が現れるか否かを調べるため，電線の素線を各種の加熱・冷却条件下でサンプルを作製して結晶粒度に差があるかどうかを研究，（2）また，様々な条件下で1次・2次溶融痕を作製し，外観，気孔，断面組織等がどのような特徴を示すのかについても研究をした。 その結果，以下のことが得られた。 <br>1）銅線の結晶粒度は，最高到達温度のみに依存し，被熱履歴（温度維持時間，冷却速度，加熱等）は残さない。 <br>2）外観（光沢・色調・形状・平滑度・大きさ）には，1次・2次溶融痕に明らかな特徴及び傾向は認められない。 |sox| bjw| nnk| org| eoy| qoq| qed| won| ajq| wfy| otd| zro| ozc| zkz| bdx| iqr| jhb| jzd| ypz| tyc| mpx| qdj| bcy| nsk| dyk| vio| ihq| lnu| ndr| ktl| phq| vsb| qhk| guo| txu| koc| eaz| lkk| pnn| otw| ned| tse| gfa| xsl| tcr| grd| hzo| qly| eij| kcw|