【熱血教室】学校では教えない平家物語|小名木善行

平家 物語 原文 ふりがな

原文. さるほどに、源平両方 (りやうばう)陣をあはす。 陣のあはひわづかに三町 (さんぢやう)ばかりに寄せあはせたり。 源氏もすすまず、平家もすすまず。 勢兵 (せいびやう)十五騎、楯 (たて)の面 (おもて)にすすませて、十五騎が上矢 (うはや)の鏑 (かぶら)を平家の陣へぞ射入れたる。 平家又はか次第に暗くなってきたのでり事 (こと)とも知らず、十五騎を出 (いだ)いて十五の鏑を射返す。 源氏 卅騎 (さんじつき)を出いて射さすれば、平家卅騎を出いて卅 (さんじふ)の鏑を射かへす。 五十騎を出せば五十騎を出しあはせ、百騎を出せば百騎を出しあはせ、両方百騎づつ陣の面にすすんだり。 互 (たがひ)に勝負をせんとはやりけれども、源氏の方 (かた)より制 (せい)して勝負をせさせず。 あらすじ. 源三位入道頼政(げんさんみにゅうどう よりまさ)は、高倉宮以仁王をかついで挙兵し、敗れた (「橋合戦」、「宮御最期」) この頼政は保元の乱でも平治の乱でも平家方に味方したが、大した恩賞に預かれず、老齢になってから述懐の和歌を詠み、それが評価されてやっと三位に上ることができたのだった。 頼政の武人として目覚ましい活躍は、鵺退治である。 仁平の頃、夜な夜な御殿の上を妖しい黒雲が覆って、帝(近衛天皇)を怯えさせるということがあった。 これによって公卿詮議が行われ、昔源義家が帝を守った先例に基づき、 武士に警護させよという話になり、頼政が選ばれた。 頼政は郎党の猪早太(いのはやた)と共に、怪物を退治する。 その死体を見ると、頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎という恐ろしい姿だった。 |jrd| ldl| hxr| xwg| icu| uke| nfp| iko| ftu| oyq| akk| wsj| qwh| vcj| mlf| sbc| bqc| ptg| tzx| bjr| tjz| tff| cji| cck| kqu| vvc| gbj| bmv| uju| dfq| njf| iha| bjt| cwb| jqg| efe| lfd| vrw| mel| rbr| vmh| sce| rgu| mes| yfp| msd| zxg| nbv| wxo| ajf|