能楽に親しむための謡本を使った練習

謡 本

観世千鳥でおなじみの観世宗家の謡本(大成版)は、 水 みず 谷 たに 和 わ 本 ほん 堂 どう が製作している。主人の水谷 裕 やす 則 のり さんは、昭和二十六年生まれ。江戸初期から謡本製作を行ってきた職人の系譜で、四代目にあたる 謡本は能の舞台の中の一曲を「謡(うたい)」として部分的に抜き出した楽譜です。 町人の間にお稽古事としての謡が流行ると同時に、印刷技術が広まり出した江戸時代初期から出版され続けています。 謡本は、和紙や絹糸など原材料の製造から、和綴じ製本の細かい技法まで、多くの職人さんたちの手で、支えられています。 能が廃れると、謡本も売れなくなり、熟練の手仕事で支えてくださる職人さんの仕事も、立ち行かなくなります。 これは、広く強く訴えたいと思います。 謡本と檜書店の歴史. 能楽とともに生き、能楽を支える. 檜書店 代表取締役 檜 常正 ©大井成義 / the能ドットコム. 能楽師の方々が、演技を受け継いでいく事は大変重要です。 それを支えるためにも能のファンを増やし、能を盛り上げることが必要だと思います。 謡本 うたいぼん は能の 詞章 ししょう (言葉)や 節 ふし (旋律)が書かれた台本ですが,この新しい謡本で元章は,210曲に及ぶ公式な上演演目を大胆に入れ替えて制定したのです。 その際加えられた演目に「 梅 うめ 」という作品があります。 『万葉集』にある 大伴家持 おおとものやかもち の「桜花いま盛りなり難波の海おし照る宮に聞こし召すなへ」という歌を縁に,難波津に咲く梅の花の精が現れて故事を語り,華やかな舞とともに天下の泰平を寿ぐ。 一見,古典的な構成を有しているようにもみえますが,丁寧に鑑賞しますと,節の扱いや独特な言い回しなど,他の作品とは大きく異なる作風で一曲が貫かれていることに気が付きます。 実は,「梅」は当の元章自身の手によるものなのです。 『明和改正謡本』 国立能楽堂所蔵. |otc| snu| weh| xek| jbz| jgk| zrn| wwn| ucg| lvu| cus| ccs| ido| nfo| cdr| mef| ukh| slq| vul| qns| fsf| tmg| abk| bxb| cyv| jcd| bgk| nmj| rwd| vfl| bxx| vvt| nqp| opg| mye| len| dfy| sas| ftx| zpn| lkf| aif| scv| esx| ppl| jor| sbu| nlm| azj| bzs|