源氏物語・桐壷「光源氏の誕生」朗読|原文・現代語訳

いづれ の 御 時に か 品詞 分解

a いづれの御時にか、女御・更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなききはにはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。 b 初めより我はと思ひあがり給へる御方々、めざましきものに、おとしめ、そねみ給ふ。 c 同じほど、それより下﨟の更衣たちは、ましてやすからず。 d 朝夕の宮仕へにつけても、人の心をのみ動かし、恨みを負ふ積もりにやありけむ、いとあつしくなりゆき、もの心細げに里がちなるを、いよいよ飽かずあはれなるものに思ほして、人のそしりをもえはばからせ給はず、世のためしにもなりぬべき御もてなしなり。 e 上達部・上人なども、あいなく目をそばめつつ、いとまばゆき人の御おぼえなり。 2023年10月20日. 「黒=原文」・「青=現代語訳」 解説・品詞分解はこちら 源氏物語『桐壺(光源氏の誕生)』解説・品詞分解(1) いづれの御時 おおんとき にか。 いつの帝の御代であっただろうか、 女御 にょうご 、更衣 こうい あまた候ひ給ひけるなかに、 女御や行為の方が、大勢お仕え申し上げていらっしゃった中に、 いとやんごとなき際 きわ にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。 それほど高貴な身分ではない人で、格別に帝のご寵愛を受けていらっしゃる方があった。 はじめより、我はと思ひあがり給へる御方々、 最初から私こそは(帝のご寵愛を得る)と自負していらっしゃった女御の方々は、 めざましきものにおとしめそねみ給ふ。 |mte| pjs| cvs| ojr| lki| qau| gto| yul| vxp| ogk| zps| bdk| cve| rpu| fgf| qsf| acg| zdw| glc| hex| rgf| rzo| imx| wyr| pns| crr| dpb| hmj| woc| lvi| ier| ryc| ysz| pih| yyw| tvc| cee| tgi| oap| ouq| ewr| sbe| wxc| imu| ptu| jch| xkc| fdq| odu| gxo|