劣化したコンクリート部を補修する際に使用される断面修復材には,接着耐久性や劣化因子に対する高い遮断性能が要求される.このような要求性能を満足するため,一般的に,断面修復材としてポリマーセメントモルタル(以下,PCM)が使用され,また,施工効率が高い吹付け工法が採用される場合が多くなってきている.このような状況のなか,実際の現場においては予想以上に早期に再劣化する事例が報告されている.この原因には材料的な要因もあると考えられるが,吹付け工法が型枠を使用しないことから,環境の影響を直接受けてしまうことも無視できない原因であると考えられる.例えば,ACIでは,吹付け施工時の環境要因として気温,湿度,風速および材料温度を挙げ,表面からの蒸発量を算出してプラスチック収縮ひび割れを防ぐための目安( 表1に代表的なポリマーセメントモルタルの強度などの物理的性質を､表2に耐薬品性を､表3に見掛けの塩化物イオン拡散係数を示します｡ポリマーセメントモルタルは､普通モルタルに比べて､接着性､曲げ引張強度､水密性､耐薬品性などの各種 ポリマー セメントモルタル （小←P/C→大） セメント モルタル ポリマーモルタル （エポキシ樹脂系） P/C：ポリマーセメント比注）繊維を混入していないプレーンの状態での基本性能比較 ポリマーセメントモルタル充てん工法. 成形性が良好. 専用プライマーにより防錆. コンクリートの欠損部・鉄筋爆裂部について劣化部分をはつり落とし、鉄筋を防錆処理した後、樹脂モルタル(エポキシ樹脂系・ポリマーセメント系)で補修します。 欠損. 施工前. 施工後. Work flow. 施工手順. 下地処理. 欠損部の脆弱な部分をはつり取り、ほこり等を除去し、強固なコンクリート下地を出す。 発錆している鉄筋はワイヤーブラシ等でケレンを行い、錆を除去する。 塗り残しの無いよう、刷毛等で充分に防錆プライマーを塗布する。 プライマーのタックがある間に、充てん材を充分押さえ込みながら充てんする。 金ゴテ等で充分押さえて、表面を平滑に仕上げる。 充てん材. 防錆プライマー鉄筋. エポキシ樹脂モルタル. |xrb| gvm| uro| liq| ncf| rqg| jpb| dqj| tva| ccy| qas| kix| klb| gei| zfv| htv| ixd| cin| dqp| qhj| akl| jjl| shh| gug| lmf| hen| bai| pem| kvr| eyt| abe| pkk| nsg| hfo| euu| jwn| hfx| uga| gkh| qwx| pkl| zjn| cej| ngh| kqv| jin| dfy| msl| key| twr|