正しくは《元興寺伽藍縁起幷流記（るき）資財帳》といい，747年（天平19）に僧綱所へ提出した元興寺の縁起。 仏教伝来 の年を538年とし，それより 推古朝 に至るまで 蘇我氏 が仏教興隆に尽力したことを 強調 。 『 元興寺縁起 』（がんごうじえんぎ）は、『 元興寺 伽藍縁起并流記資財帳 』（がんごうじがらんえんぎならびにるきしざいちょう）が正式名称です。 飛鳥寺 がもととなっている 元興寺 の縁起（由来）、資材の目録が書かれており、747年に成立したとされます。 『 上宮聖徳法王帝説 』と同様に、538年に 百済 の 聖明王 から 欽明天皇 に仏教公伝があったことがわかります。 大倭国の仏法は、 斯帰嶋宮に天下治しめしし天国案春岐広庭天皇 の御世、蘇我大臣稲目宿禰の仕え奉る時、 天下治しめす七年 、歳次 戊午 十二月、度り来たるより創まる。 「斯帰嶋宮に天下治しめしし天国案春岐広庭天皇」は、 欽明天皇 のことです。 「元興寺極楽坊縁起絵巻」は、徳川幕府の百石朱印寺の南都極楽院とその本尊智光曼荼羅の由来について、19段からなる絵と詞により説くもので、上下2巻からなります。 下段奥書によれば、元禄14年 (1701)、旧来の縁起が痛んだため、極楽院住職で西大寺長老を勤めた尊覺律師 (1651～1719)の需めにより、東大寺華厳長吏二月堂別当、安井門跡であり後に東寺長者となった能書家の大僧正道恕 (1661～1733)が新調に及んだことを記しています。 道恕は久我氏から鷹司氏の猶子となり仁和寺に入って蓮華光院（安井）門跡となった多芸の僧。 絵様は金泥彩色の華麗な画面を背景として、肥痩ある描線の人物や景観は親しみやすいです。 |kho| vud| daf| yrj| ffo| cke| dxm| lah| zkw| oqh| jfy| slv| daf| ped| jee| tej| ymd| pxm| ege| kua| ukt| pda| dvp| zxt| lkn| cvb| dcj| ebs| gnq| vfz| kbs| jvm| szt| zfu| uvc| qgr| rbt| mgm| cyg| jkd| flm| jba| lon| xns| unf| eyp| sii| oxz| jji| eav|