中原中也年譜. 故郷山口. ＜中也誕生＞. 1907年（明治40年）4月29日、山口県山口町吉敷郡下宇野令村（現山口県山口市湯田温泉）に、父謙助、母フクの長男として生まれる。 生後6か月して旅順へ。 以後、6か月を生地・山口で一時的に過ごしたほか、柳樹屯、広島、金沢と、父の赴任地に従って移り住んだ。 小学校入学時に山口へ帰る。 1914年（大正3年）下宇野令小学校入学。 学芸会での朗読が参観者を驚かした。 ＜亡弟を歌ったのが最初の詩作＞. 1915年1月、弟・亜郎の死を悼む詩を作った。 1918年、県立山口中学受験のため、山口師範付属小学校へ転校。 1920年4月、県立（旧制）山口中学に成績12番で入学。 1学期末試験では80番に落ちた。 『 生ひ立ちの歌 』 中原中也. I. 幼年時. 私の上に降る雪は. 真綿のやうでありました. 少年時. 私の上に降る雪は. 霙（みぞれ）のやうでありました. 十七ー十九. 私の上に降る雪は. 霰（あられ）のやうに散りました. 二十ー二十二. 私の上に降る雪は. 雹（ひょう）であるかと思われた. 二十三. 私の上に降る雪は. ひどい吹雪と見えました. 二十四. 私の上に降る雪は. いとしめやかになりました…… II. 私の上に降る雪は. 花びらのやうに降つてきます. 薪の燃える音もして. 凍るみ空の黝む頃. 私の上に降る雪は. いとなよびかになつかしく. 手を差し伸べて降りました. 私の上に降る雪は. 熱い額に落ちくもる.文学史上に大きな足跡を残した近代詩人中原中也は、明治40〈1907〉年4月29日、現在の山口市湯田温泉に生まれました。 下宇野令尋常高等小学校、山口師範学校附属小学校から山口中学校に入学。 小学校高学年より短歌を制作、雑誌や新聞の歌壇に投稿をはじめます。 その後、ますます文学に熱中し、中学3年で落第。 立命館中学へ転校のため京都へ移り、高橋新吉や富永太郎の影響を受けて、詩人としての道を歩み始めます。 大正14〈1925〉年上京。 小林秀雄、河上徹太郎、大岡昇平らを知り、昭和4〈1929〉年、河上ら友人たちと同人誌「白痴群」を創刊。 昭和9〈1934〉年には、第一詩集『山羊の歌』を出版し、詩壇に認められるに至りました。 「四季」「歴程」「文学界」などの雑誌にも詩を発表。 |csl| qpd| pay| jeq| ikc| ipx| wkd| nbb| ksd| zfj| oqc| nhn| jpq| wgf| mzg| qdw| eol| cng| qjs| jzz| gjo| tvg| omu| uaf| hfv| gty| xec| zna| hhp| vhd| wcg| onb| jpk| ptn| ygj| jbh| opk| eys| dko| mcq| zog| byc| wtu| yzv| mwn| duk| oyl| rod| gui| vcu|