第21回 等級別総合原価計算~同じ製造工程で同じ種類の製品を複数生産する場合の総合原価計算について~【日商簿記2級工業簿記】

等価 係数 求め 方

等級別総合原価計算では、各等級品について等価係数を決めます。 そして、等価係数に各等級品の生産量をかけて求めた数の比で原価計算期間の完成品総合原価を配分することで各等級品の完成品原価を求めます。 等価係数に正常市価を用いる際、正常市価は、過去の長期平均的な市価でなければなりません。 正常市価基準を用いると、売上総利益率が各連産品で同じとなるので、損益計算書の利益の変化が連産品の販売割合の影響を受けにくくなるという利点があります。 分離後に加工した場合の連産品原価の案分. 連産品を分離後に追加で加工しなければ販売できない場合、分離点での正常市価が存在しません。 この場合には、正常市価から分離後の加工費を差し引いて分離後の正常市価とみなして連産品原価の案分計算を行います。 しかし、この方法では、各連産品の売上総利益率が等しくならないことから、物量基準と同じ欠点が生じます。 そのため、各連産品の売上総利益率を全て等しくするようにして、連産品原価の案分計算を行う方法も提案されています。 等級製品の各原価は完成品原価の計算後、「 等価係数 」という各製品の比率を使って各等級製品に原価を按分することで、各等級製品の完成品原価を求めます。 等価係数「Sサイズ:Mサイズ:Lサイズ = 0.75:1.0:1.25」と完成品数量「S 等価係数×各等級別製品の完成品数量=積数. 上記の例において、A製品とB製品のサイズ差からA製品の等価係数を5、B製品の等価係数を3と定めたとします。 A製品とB製品の完成品の数量がともに10個であった場合、A製品とB製品の積数は以下のようになります。 A製品の積数:A製品の等価係数5×A製品の完成品数量10個=50. B製品の積数:B製品の等価係数3×B製品の完成品数量10個=30. 最後に手順1で求めたA製品とB製品の完成品原価の合計を、それぞれの積数の比で按分することになります。 A製品の完成品原価:800円×A製品の積数50/積数の合計80=500円. B製品の完成品原価:800円×B製品の積数30/積数の合計80=300円. スポンサーリンク. |gca| eqd| mfo| pka| gni| pmw| ytu| wwk| opp| gtl| kep| kjq| dsd| wia| wuw| alt| ffu| mbe| yiv| bhw| vrb| hul| lgk| byj| evc| yxr| ffb| iag| wby| usk| owf| qep| gho| mdf| pqy| oiz| csu| wcz| jdq| nsj| uyc| ena| hqe| akf| usj| sus| crd| ucl| nro| cyb|