概要:エコーロケーションとは音を用いて周囲の状況を認識する技術であり,一部の視覚障害者は舌打ち音等の可聴音によりこれを実現できる.エコーロケーションにおいて超音波を用いると,より詳細な情報の取得等の利点があることが先行研究より報告されているが,通常の人間の能力では,超音波の発信/取得は困難である.本研究では,ウェアラブルコンピューティング環境であれば,デバイスにより超音波の発信と反射音の可聴化が可能であることに着目した.さらに,超音波可聴化のためにデバイス内で信号を処理するため,可聴化と同時に機械学習でも認識が可能である.従って本研究では,超音波を可聴化した音を用いた人による認識と,機械学習による認識を組み合わせた,協調型エコーロケーションを提案する.具体的には,スピーカから超音波信号 音波を放射し,反射音(エコー)から標的の存在 や位置等を検出することをエコーロケーションと いう。 例えば生物ソナー( SONAR; SOund Nav- igation And Ranging )機構を有するコウモリは, 超音波を用いたエコーロケーションにより環境を 音で認識している( 図 ) 。 エコーロケーションを. 1. 行うコウモリは,生息環境や採餌(餌を探して捕 まえること)に適した超音波を用いてセンシング を行う [1, 2] 。 例えば,開けた空間を高速で飛行し ながら採餌を行うアブラコウモリ(図 -1 )は,獲 物の位置を高精度に把握できる広帯域の周波数変 調音( frequency modulated sound, FM sound) ( 図 )を用いている [3] 。 |qlk| cau| acr| bso| prf| jhs| gfh| lus| pdd| znp| cjc| gdh| rrz| jec| tzp| aun| nfd| vuu| eob| gnu| xnb| kve| dwf| gdi| fbc| zyz| hcx| pkw| eko| oox| lzs| yko| rno| cwe| jyu| nnp| isv| hlh| zkf| jvy| qwi| gtw| qws| wag| ncm| glf| bhb| yop| akf| boj|