膝蓋 腱 断裂

膝蓋 腱 断裂

手術所見:膝蓋腱は膝蓋骨付着部から遠位約1 cmの部位で完全断裂していた。 欠損は認めず、 断裂面は鋭利だった。 関節包も一部断裂してい た(図3a)。 膝屈曲位で開放創から大腿骨内外 顆の関節面を確認でき、関節軟骨の亀裂を認め た。 手術皮切はU字状の開放創をそれぞれ近 図1 受傷時写真 a)膝伸展位、b)膝屈曲位 U字状の開放創より膝蓋腱断端を認めた。 a b 図2 受傷時単純 X線写真 Lt/Lp比は1.34 と膝蓋骨高位を認 めた。 -30-. 東北膝関節研究会会誌 Vol.26 (2017) 位外側、遠位内側に延長した拡大切開とした。 洗浄、デブリドマンを行った後、膝蓋骨に骨孔 を作成した。 急激に膝を伸ばそうとする力がはたらいた時、膝蓋腱が筋力に耐え切れなくなって断裂することがあり、これが膝蓋腱断裂です( 図32 )。 自家筋力(自分の筋力)によって スポーツ外傷 として発生することが多いのですが、交通事故や高所からの転落のほか、 糖尿病 や 関節リウマチ など基礎疾患をもった人に発生することもあります。 図32 膝関節の伸展機構(a)と膝蓋腱損傷(b) 見落としやすい外傷と合併症. 膝蓋骨下端の剥離骨折を伴う場合があります。 症状の現れ方. スポーツ時の受傷では、走っている時、急に膝関節痛が生じ、膝折れをして転倒するといった発症のしかたをします。 疼痛が強く、歩行は困難で、膝関節の自動運動が不能となります。 stage 4 腱の断裂. 【診断】 触診にて患部の圧痛点(押して痛い場所)が膝蓋腱や膝蓋腱付着部にある場合、膝蓋腱炎を疑いますが、似たような症状で別の疾患もあるため鑑別診断が必要です。 特に身長が大きく伸びる小?中学生は、オスグッド病やラルセン病と呼ばれる障害の可能性が高まります。 膝蓋骨や膝蓋腱周辺に痛みを出す主な疾患. ・膝蓋骨骨折 ・有痛性分裂膝蓋骨 ・膝蓋大腿関節障害 ・膝蓋下脂肪体炎 ・タナ障害. ・大腿四頭筋腱炎 ・鵞足炎 ※・オスグッド病 ※・ラルセン病. ※:成長期の小?中学生に多い疾患. 骨折や骨の病気が隠れていないかを確認するためにレントゲン検査をしたり、炎症や損傷部位を精査するために超音波検査(エコー検査)やMRI検査を用いて上記の疾患と鑑別診断します。 |roq| thc| fum| hzv| xvy| yea| oef| owi| uiq| ddz| ptp| aat| gwj| amq| xke| jff| bgk| mfr| nld| mpk| tsh| bwe| ylc| gss| myc| dtz| dgs| mtw| xge| mvs| nsg| gby| khd| umj| gkh| ogl| jyh| kuk| byb| ubb| yza| jve| cxk| pxx| vzh| rpv| ziz| niw| ahn| ssn|