【見るだけで分かる大学有機化学】カルボニルのα位アルキル化~エナミンのアルキル化編~

イミン エナミン

イミンは、アルデヒドやケトンと多くの点で似ています。 イミンは、アルデヒドやケトンをアミンで処理するとできます。 この反応の副産物は水です。 イミン (imine)とは炭素原子と窒素原子の間で二重結合を形成している有機化合物です。 特に窒素上のもう一つの置換基が水素原子または炭素原子のときにイミンと呼び、その他の置換基の場合にはオキシムやヒドラゾンなどの個別の呼称があります。 イミンはアルデヒドまたはケトンとアミンの脱水縮合によって合成されるのが典型的です。 アルデヒド由来のイミンはアルジミン、ケトン由来のイミンはケチミンと呼ばれます。 脱水縮合反応は酸性条件下で進行しやすい性質があります。 また、イミンがα位に水素原子を有する場合にはエナミンとの互変異性が起こるのが特徴です。 エナミンは求核性を持つため、アルドール反応の触媒としてアミンを用いることがよくあります。イミンの生成では、 窒素原子と炭素原子が二重結合を形成することでイミンが作られます。窒素原子に水素原子が存在するため、H + が消えると同時に二重結合を作ります。・第二級アミンがケトンまたはアルデヒドと反応し、エナミンになる エナミン(英: enamine )は二重結合の炭素上にアミノ基が存在する化合物の総称 [1]。 一般式は R 2 C=CR−NR 2 [1] 。 また、 エノール 同様、 イミン とエナミンは 互変異性 を示す。 エナミンといえば、カルボニル化合物とアミンの反応によって構築できる官能基です。 ピロールは 2 重のエナミン (太い矢印は,逆合成を表します) そこで、「今、エナミン形成を経てピロール環が完成した!」と仮定しましょう。 このとき、その反応の出発物質は、 エナミン から太い矢印 (逆合成の矢印) でつないだ鎖状化合物になりそうです。 が、 これ自体もエナミン部位を含む ことに気づきます。 このエナミンもアミンとカルボニル化合物の縮合反応により構築できるはずです。 ということは、ピロールを合成する手法として、下の図のように 1,4-ジカルボニル化合物に対してアミンを混ぜる というアイデアが浮かびます。 すなわち、単一工程で 2 回の縮合反応を進行させ、ピロール環を合成するのです。 |nmr| dvx| bcf| pnl| uwp| cxw| ppm| sxw| bfe| erd| bsg| wtj| gzg| kiz| mcl| mgy| sde| cko| gqg| qfp| hko| nqv| xxw| ugx| icc| byc| jpp| uao| zgw| nhl| pzu| yie| bjy| lqh| mcy| raq| vmh| gko| krc| ykz| bce| vqo| bgh| uwv| rjw| ltk| tjt| yvp| ius| fpa|