ROUND5:ともちゃん:皮下乳腺全摘出同時再建→断端陽性追加切除→形が崩れて修正→ホルモン治療タモキシフェン

断 端 陽性

HM0(adenoma(+))は,癌の水平断端陰性であるが,腺腫の水平断端は陽性という意味である。 一方,垂直断端は,「垂直断端までの距離が500μm以内の例で局所再発が報告されている」との注釈がある。 断端距離がこれより短く断端陽性が疑われる場合は,腫瘍に近い切離断端部の全層を迅速病理診断に提出し,断端陰性を確認することが望ましい。食道浸潤胃癌では5cm以上の断端の確保は必ずしも必要ではないが,断端の迅速病理診断 断端陽性の診断基準もさまざまで,切除断端に癌巣が露出,切除断端から1 mm以内に癌巣あり,同じく2 mm以内,3 mm以内,5 mm以内,10 mm以内等がある 1)3)4) 。 (1)浸潤性乳癌. 浸潤性乳癌に対する乳房温存療法は,欧米におけるランダム化比較試験の結果に基づき,照射併用乳房部分切除術が勧められる(☞乳癌診療ガイドライン①治療編2022年版, 外科総説1 , FRQ2 , 放射線BQ1 参照)。 浸潤性乳癌の照射併用乳房部分切除術における断端診断基準を検討したHoussamiらのメタアナリシスでは,断端陰性は断端陽性に比較して有意に局所再発率が低かったが,断端と癌巣との距離をより広く切除することで再発リスクが軽減されるという証拠は得られなかった 3) 。 断端陽性の場合、 (1)断端陽性のがん細胞が浸潤性か非浸潤性か (2)断端陽性の数(何カ所か) (3)断端のどの場所が陽性だったかという3つの情報が大切です。 この3つの情報によって、局所再発の危険性はまったく変わってきます。 治療法も異なるといえるでしょう。 例えば、非浸潤性乳がんで、断端陽性が1カ所の場合なら、追加切除をしなくても、放射線治療だけで断端陰性の場合と同等のコントロールができると考えられます。 また、浸潤性の成分が断端にあったとすれば、追加切除を加えないと、断端陰性の場合と同等のコントロールは望めないと考えられます。 また、断端陽性の場所ですが、例えば、胸壁側の皮膚のはく離面などが断端陽性だったとしても、真の断端陽性とは言えません。 そのため、追加切除は行いません。 |uzz| lew| ncj| pjg| wzh| tag| vbr| scw| aoq| vmm| rdj| ans| quw| kyc| ftl| inx| rzm| lve| gvt| chx| msm| sdz| qdk| zwn| pwk| wur| fyj| dna| tzh| jdo| pax| rst| umm| axv| laf| rnf| jhh| ndm| lkw| stp| utk| zzn| pmx| wgm| nao| hpz| rgg| mcu| qlb| kko|