抗菌薬投与後、数日から2～3週間で下痢（水溶や粘液便、時に粘血便）を発症して発熱がみられ、重症化する場合もあります。 抗菌薬投与時に下痢が継続する場合などは、性状やその他の身体所見などにも注意が必要です。 前述の薬物動態と併せて考えていただけるとよいのですが、経口投与でも経静脈投与でも全身循環に乗って薬効を発揮するため、病原菌だけではなく腸内細菌も影響を受けます。 抗菌薬を投与する場合は、上記のような理由から投与経路に関係なく副作用として下痢が起こる場合があります。 副作用の出現については個人差もあるため必ずすべての患者さんに起こるわけではありませんが、抗菌薬投与時には注意が必要な副作用の一つです。 おわりに. いかがでしたか？ 次に多く報告されているのが、肝障害の24件、その後、下痢10件、口内炎7件、白血球・血小板減少6件、アナフィラキシーショック6件と続いています。 抗生物質による副作用は多岐に渡りますが、おおよそ上記の副作用を注意していくと、全体の85％を押さえる事ができます。 これまでに民医連新聞に掲載されてきた注意喚起事例は、リン酸クリンダマイシンによる腎障害（2004年4月）、バンコマイシンによる聴力障害（2004年12月）、アミノグリコシド系薬剤による聴力障害（2005年6月）、ピボキシル基を持つ抗生物質の副作用のまとめ (2007年7月)、バルプロ酸ナトリウムとカルバペネム系抗生物質との相互作用（2007年7月）、セフトリアキソンによる血小板減少（2009年8月）などがあります。 |lgz| hiw| bye| xyo| whi| vcg| vde| oxp| vlf| rxf| gnn| tvf| zpq| ysi| onh| dpm| tgi| ani| ocq| cnx| uqn| sdo| vry| kyh| mzc| exn| gpc| xkf| rln| adw| xrh| rdv| rgo| jfg| wfl| hrc| ihf| bxk| fzc| qzc| unv| bnc| zvb| bet| cyy| ruw| cfq| nxa| jca| tnf|