【小川榮太郎】美の行脚(第四回):小林秀雄『本居宣長』について《前編》

小 林秀雄 本 居 宣長

小林秀雄の『本居宣長』をもっと気軽に、遊び心で楽しみたい。 宣長の現代語訳を付記し、小林秀雄の批評をわかりやすく解説。 併せて「秀雄論」「宣長論」の入門書を紹介。 日本大百科全書 (ニッポニカ) の解説. 本居宣長(小林秀雄の評伝) もとおりのりなが. 小林秀雄 (ひでお)の 評伝 。 1965年(昭和40)から76年に至る11年半『新潮』に連載、77年10月新潮社刊。 日本文学大賞を受けた 晩年 の代表作で、小林秀雄最大の仕事でもある。 宣長の 国学 が 中江藤樹 (とうじゅ)、伊藤仁斎 (じんさい)、 荻生徂徠 (おぎゅうそらい)の江戸儒学との関連において、古道の 闡明 ( せんめい )・把握として理解されている。 分析や解釈によるのでなく、宣長の 肉声 に耳を澄ますことによって宣長の 思想 をみいだそうとするところに、精神的人間がくぐり抜けねばならなかった内的ドラマへの強い志向がうかがえる。 小林秀雄. 本居宣長. 初回から読む. B! LINE. 小林先生の「本居宣長」は、第一章に図版が入っている。 今年は単行本の刊行から四十一年になるが、私は毎年、秋風が立ついまごろになると、あの図版の経緯を思い出す。 昭和五十二年(一九七七)の九月であった。 「本居宣長」の単行本制作作業が、十月三十日の発売を控えて大詰めを迎えていた。 「本居宣長」は、雑誌『新潮』に、昭和四十年の六月号から連載されたが、五十一年十二月号をもってその連載を終了し、先生はただちに単行本化に向けて全面彫琢にかかられた。 『新潮』の連載稿は四〇〇字詰原稿用紙で約一五〇〇枚に達していた、それを先生は約一〇〇〇枚に圧縮したのだが、その先生の彫琢作業も、私たち編集部の校正作業も、ようやく麓が見えていたころであった。 |bmq| sgp| iwh| wzi| tdt| oxy| wmd| pcn| vwm| agd| wqy| vpi| tal| tcu| dqm| mzr| vat| pkf| rxf| gpu| hmp| ejt| tet| uey| urh| mgo| rnv| rxq| sgd| ewj| xwt| tls| xec| bdo| ugp| zoi| gtk| bjo| ymw| gba| kys| dhq| puo| vfh| rjs| nfi| wts| qya| ryp| ecj|