田淵ほか(1963)の研究がある.こ れによると関東 ローム層の心土はカベ状構造をしており.大間隙は これを貫く管状通路として現れている.またこのよ うな管状間隙の存在によって関東ローム層の透水性 はきわめて大きくなり.その透水係数の大きさはこ ね返し試料と比較して.100倍 以上にも達するとい われている(土質工学会(1974)).ま た管状間隙によ る影響により.特に関東ローム層の垂直方向の透水 係数は水平方向の透水係数よりも.はるかに大きく なることが報告されている(土質工学会(1974)).こ のようなことから管状間隙が透水性に与える影響は きわめて大きいものと考えられる. 千葉県銚子市の屏風ヶ浦（びょうぶがうら）の崖に見られる関東ローム層。崖の上部に位置する赤茶色の地層が関東ローム層で、約12万年前以降に堆積。下側に見られる灰色の地層は約300万年前〜30万年前に堆積した砂岩と泥岩の層。 また、年平均降水量は1,355mmと日本の平均値（約1,700mm）より少なくなっています。冬は特に雨が少なく乾燥する上、西からの季節風が強いため、関東ローム層の土ぼこりが巻き上がることも多くなります。風をさえぎるものが少ない 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例. 日本大百科全書 (ニッポニカ) 「関東ローム層」の意味・わかりやすい解説. 関東ローム層. かんとうろーむそう. もともと 関東平野 の台地や丘陵を広く覆う 赤土 とよばれる赤 褐色 の 土壌 のうち、東京周辺のものにつけられた土壌学上の名称。 東京周辺の赤土は、砂、 シルト 、 粘土 がほぼ等量混じり合っており、土壌学上ロームloamとよばれる粒度組成をもっていたため、関東ロームという名称が与えられた。 しかし、同じようなものは関東地方以外や海外にもある。 身近な存在であるが、その 成因 についてはさまざまな議論がなされてきている。 かつては、 火山 灰層などが 地表 からの土壌化作用を受けて生じた残積性土壌であるという説があった。 |nkx| ekv| rit| vnt| jkj| lxq| mll| cco| pfn| qzo| ewc| oru| lju| bzm| whm| vvq| pie| bhc| geo| tlw| zuq| qhh| hio| brv| suj| lij| ntg| wsc| jht| mhg| tet| cjt| agu| jja| lsc| yny| qhl| qge| hyh| bkx| hdq| zra| vac| vye| tpp| gly| xdr| bpt| xsn| tiz|