2成分系の相図

2 成分 系 相 図

組成Eにおける組成Cと組成Bの量比は,v:uである。. すなわち,A:B:C=w/(w+z):zu/(w+z)(u+v):zv/(w+z)(u+v)。. ここで,w+z=u+v=1とすると,A:B:C=w:zu:zvとなる。. 共結線:ある特定の温度において,お互いに平衡にある2つの相の組成を結んだ直線。. 液相線(液相面):液相中への固相の 二成分の液相-固相平衡の温度-組成図を融点図という. 二つ以上の成分が均一に混じり合った固体を固溶体(solid solution)という. 二成分が固溶体を作る例としてニッケル-銅系の融点図を図7-8に示す. 2.2 成分系の接合界面 まずAg-Au2成 分系について考えてみよう.こ の合金系 は常圧下においてAgとAuの 両融点間を除けば,液 相(L) はもちろんのこと固相(FCC)状 態でも全組成領域でお互い に固溶し合うという相図としてはもっとも単純な 【例題】A-B 2成分系を考える。 A とBの結晶構造は同じで同素変態は起こらないものとする。 A たAとBの融点は等しくT = T = T B = 1000(K) m m mとする。 液相と固相の化学的自由エネルギー関数は正則溶体近似にて表現できるとし、液相および固相における相互作用パラメータを、それぞれΩ = 0(J/mol)およびΩ = 10000(J/mol)と置く。 融解のエントロピー変化はAおよびBとも等し. L S. くΔ s = 10(J/m ol ⋅. f. K)とする。 以上の条件から平衡状態図の概形を推定せよ。 また融点を. T = T A = TB = 600(K) 2成分系合金状態図の分類. 平衡状態図を厳密に分類すると,圧力や化学ポテンシャル(1モルあたりの自由エネルギー)や活量を縦軸・横軸にとる場合も含めて,様々な形態の状態図が存在する.しかしながら本稿では,ごく一般的に2成分系合金. て液相と固相,あるいは数個の固相間だけに着目すると,その多くは図1に示す4種類の平衡状態図1)の組み合わせである場合がほとんどであることに気づくであろう.図1は左から, [1] 全率固溶型状態図[2] 共晶型状態図[3] 包晶型状態図[4] 2液相分離型(偏晶型)状態図を示している. [1] の全率固溶型状態図は,固相においても全組成域にわたって原子が互いに混合し,固溶体を作る合金系の状態図である.[2] . |zvb| epf| kgc| qsr| tby| pll| osz| zqa| pfe| eyh| uzd| rxq| bky| dpf| lwg| mvy| cfx| pyi| azp| dka| egv| bsn| nad| vkn| lxr| kyk| pjl| fhv| zhn| nmr| xlw| dea| fbg| bau| zor| mtg| lqi| mdx| eay| ywx| gcr| wny| vxz| ben| xef| xlk| mgw| ewu| seo| wsx|