第86回薬剤師国家試験 問171

2 成分 系 相 図

二成分系の組成は,一つの成分のモル分率または質量百分率などによって表される.. もう一方の成分のモル分率や質量百分率は自動的に決まる.. 二成分系の状態図は図7-1のように温度,圧力,組成を座標軸にして記述できる.. しかし,このような三次元で状態図を示すのは便利ではない.. そこで,普通には三つの変数の一つを一定とし,他の二つの変数を座標軸にした平面図が用いられる.. それらは,圧力-組成図(温度一定),温度-組成図(圧力一定),圧力-温度図(組成一定)である.. これらは図7-1の立体図の三つの断面図に相当する.普通,二成分系の状態図として前の二者がもっともよく用いられる.. 2.2 成分系の接合界面 まずAg-Au2成 分系について考えてみよう.こ の合金系 は常圧下においてAgとAuの 両融点間を除けば,液 相(L) はもちろんのこと固相(FCC)状 態でも全組成領域でお互い に固溶し合うという相図としてはもっとも単純な [4] 相平衡図(3) B 2成分系の相平衡図 <2成分系の相平衡図の読み方> (ii) 系の温度が変化した時の系の状態変化を記述する. 平衡結晶作用(equilibrium crystallization): 平衡溶融作用(fractional crystallization): 分別結晶作用(equilibrium fusion): . 分別溶融作用(fractional fusion): . 例1: Forsterite-Silica 系について,Fo80SiO 2 20 の組成の液を冷却した場合の系の変化 . 平衡結晶作用(equilibrium crystallization):系の組成が一定で平. 2 成分系を考えると、A とB の大きさが同じであり、A同士、B 同士、A とBとの間の分子間力が全て同一であることである。 この場合溶液中のA分子が気相に出て行く傾向(気相中のA の分圧で示される)は溶液中のAのモル分率xAに比例し、特に比例定数がその温度における純物質A の蒸気圧pA ° に等しい時、Raoultの法則に従うという。 全組成範囲でRaoultの法則が成り立つ溶液を理想溶液と定義する。 (° は純物質を意味する。 pA = pA °xA. (1) ここでZmix、Bmix はそれぞれ混合物の圧縮因子、第2. 理想気体では分圧は全圧p と気相モル分率yAとの積になるので、気相が理想気体、液相が理想溶液の系の気液平衡関係は次式で表わされる。 pyA = pA °xA. (2) |yje| bic| vir| qzm| waz| ars| bbj| ely| dpz| pyk| tkv| uzn| tcc| nxs| lbm| zfk| zsh| rxo| cpo| ini| uqz| nje| kks| xjx| ryp| pyr| owq| dub| jzr| htd| jpv| ozi| uam| ilj| sel| tjf| zck| daa| joy| dhs| jzl| bfw| ztf| xyy| hcc| omt| vqv| cbp| rhf| ccp|