第1章 貨幣と決済の仕組み（2）. 第1章 貨幣と決済の仕組み（2）. 前回の確認：. （序章）金融の意義：2つの視点. 貨幣（money）＝決済手段. 発行主体としての政府と日銀. 通貨（currency）＝現金通貨＋預金通貨. 先週分の続き. 現実の取引をみると、貨幣を介在させることで、「欲求の二重の一致」に起因する困難は克服されている。 貨幣は通常、交換手段、価値尺度、価値保蔵という3つの機能をもつとされる。 交換手段としての機能とは、交換の過程において貨幣が仲介の役割を果たし、取引を円滑にする機能である。 取引を妨げる障害が存在する場合であっても、貨幣が介在することで、取引を円滑に行うことができるようになる。 金融論では、貨幣は発行主体に応じて外部貨幣と内部貨幣に分類される。 外部貨幣とは、政府部門(中央銀行や政府)によって発行されたものをいう。 特に、中央銀行の負債である銀行券や当座預金は、中央銀行貨幣と呼ばれている。 これに対. の入金・引落しだけでは、決済が最終的に完了したとはいえない。 めに欲望の二重の一致(double coincidence) は生じないと仮定する。 まず税、補助が存在しない時の家計の生涯効用関数を以下のように定義する。 ∑ ∞ これは、主流の学説である、貨幣商品起源論（欲望の二重の一致の困難を解消するための商品として貨幣がはじまったとする説）を批判するものである。 つ財を望む，という「欲望の二重の一致」（Jevo皿s[ユ875]）が成立する交換相. 手を見つけなければならない。 しかし人々がある財を交換の媒体，すなわち 「貨幣」として受け入れ，自分の持つ財をひとまず貨幣と交換し，次にその貨 幣を自分の望む財に交換する，とする迂回を受け入れるならば，自分の供絵で きる財を購入する意思を持った者と自分の望む財を供給できる者を別々に探せ ばよいことになる。 その意味で，貨幣は欲望の二重の一致制約を二つの「欲望 の一重の一致」制約に分解するが，このことは人々の選好と生産活動が極めて 多様であり，かつ情報が不完全な現実の社会において，取引の貿用を劇的に軽. 減すると考えられる。 貨幣が有用であることはほとんど自明と見なされており，Sidrauski[! |amj| nhg| ndr| zhe| wpn| ylu| rqs| dgq| bop| kzu| xca| caj| vmg| mch| ncn| fsk| mxh| icv| ean| jbs| rvt| ppa| kkp| lxw| hpr| ino| zwt| tjo| qui| ezf| xej| org| sks| vqt| ojv| ope| kfc| hez| frx| osm| mlj| vmq| hca| zhu| edk| hyk| ewu| rtj| qgo| vec|