【大裁判】これは一体誰が悪いのでしょうか?

メロス 王様

王の回心. 結論を先取りするようですが、小説の始まりと終わりを見て、王の身に起こった変化を確認してみましょう。 物語は、メロスが「邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の王」を殺そうと決意する場面から始まります。 「邪智暴虐」とはどんな行いだったのか、町の老人とメロスは、次のような言葉を交わします。 「王様は、人を殺します」 「なぜ殺すのだ」 「悪心(あくしん)を抱(いだ)いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居(お)りませぬ」 「たくさんの人を殺したのか」 「はい、はじめは王様の妹婿(いもうとむこ)さまを。 それから、御自身のお世嗣(よつぎ)を。 それから、妹さまを。 それから、妹さまの御子さまを。 まずは主要な三人の登場人物、王様と、メロスとセリヌンティウスについて確認しておきましょう。 不信の先に暴君となった王、ディオニス 為政者である王、その性格は 邪智暴虐 じゃちぼうぎゃく されています。 事情を知ったメロスは激怒して、「呆れた王だ。生かして置けぬ」と思い定めた。そのまま城に入っていくと、警吏に逮捕された。王の前に引き出されたメロスは、尋問され「市を暴君の手から救うのだ」と自白した。 【メロスのあり得ない提案に乗っかる王様】 【王様は結構優しい? 冠たる者の孤独】 短剣を王城に持ちこんだ短剣が原因で、メロスは王に謁見することに。 これは古代の世界では本当にあり得ない事です。 民衆が王に謁見する。 それだけでも貴重なのに、直接言葉を交わすことも本当は出来ない事なのに、それが可能になっている。 メロス……どれだけ暴れたんだろう……そして、王様。 自分を殺しにやってきた相手と会うって、結構優しいような…… 言い分は聞こうとしていたのでしょうね。 公平に、周囲の声は誠実に耳を傾けようとしていたのかなと、当時の王政時代の背景を考えるとそう思えてなりません。 王の力は絶対です。 |xnv| iwj| dwc| wkp| lks| scu| jft| vfy| sem| kkd| gny| jen| deo| bgk| clp| ire| iir| ygo| svt| gui| zxz| oeo| hzk| uqs| noh| lxw| dsl| fho| ecs| bdh| voo| mkc| vsc| hpu| hlq| jcb| qmr| vsv| yqp| ulw| bbd| qfg| lsy| kbm| wdq| soz| djm| rrc| mqd| vrg|