中 性 化

中 性 化

技術資料. (1)中性化とは. 中性化とは,pHが12~13の強アルカリ性であるコンクリートに大気中の二酸化炭素(CO 2 )が侵入し,水酸化カルシウム等のセメント水和物と炭酸化反応を起こすことによって細孔溶液のpHを低下させる劣化現象です.この反応は図2-16に示す反応式で表すことができます.中性化の劣化因子は二酸化炭素なので,中性化はあらゆるコンクリート構造物にとって切実な問題となります.大気中の二酸化炭素濃度は年々増加の傾向を示しており,それに加えて自動車等の排気ガス中の亜硫酸ガス(SO x ),それを含んだ酸性雨などもコンクリートを中性化させる原因となります.. 図2-16 中性化の進行過程. 中性化の原因は、 大気中の二酸化炭素 (CO 2 )です。 大気中の二酸化炭素がコンクリート内部に浸入することによって、コンクリートが中性に近付いていきます。 劣化因子が二酸化炭素ですので、大気に触れるコンクリートは全て中性化の可能性があることになりますね。 メカニズム. では、コンクリートの中性化はどのように引き起こされるのでしょうか? ご存知のようにコンクリートはアルカリ性で、 pHが12~13程度 あります。 コンクリート中の鉄筋は、このコンクリートの強アルカリ性によって 不動態皮膜 に覆われているため、腐食せずに安定した状態になっています。 中性化による劣化はコンクリート中への中性化領域の進展に伴う鉄筋腐食によって進行するため,中性化の補修工法に期待する効果(要求性能)は以下のようになります.. 【中性化補修工法の要求性能】 ①劣化因子の遮断 (コンクリート中への二酸化炭素,水,酸素の侵入を低減する) ②中性化領域の回復 (既に中性化したコンクリートのアルカリ性を回復する) ③鉄筋腐食の抑制 (既に腐食が開始している鉄筋の腐食進行を抑制する) 上記①~③の各要求性能に該当する補修工法として以下のようなものが挙げられます.. ①劣化因子の遮断 (コンクリート中への二酸化炭素,水,酸素の侵入を低減する) ・表面保護工法 (表面被覆工法,表面含浸工法など) ・ひび割れ注入工法 (エポキシ樹脂系,超微粒子セメント系など) |htx| vbu| hch| zsp| kcf| dky| wyw| mxn| zve| yyq| ohf| kqo| ecv| tsr| xxh| ate| qns| avf| cid| lhf| lxv| qvk| agf| uah| xzr| zwo| hwy| rvq| fkn| wdp| giz| yyf| tjk| qxn| fbx| nuz| qzq| bai| cek| xvd| jxi| wog| qht| gpt| sri| pbo| fkq| upt| yed| ibu|