モノマーのヘテロ原子Yがカチオン開始剤と反応し，カチオン性の活性種を与える。この活性化されたモノ マーに対して別のモノマー分子が求核攻撃し，同時に Y-X間の結合が切れて開環反応が起こる。SN1型の機 構では，モノマーと開始剤 光重合開始剤は,発生する重合活性種の違いにより,三つに大別できる。 光ラジカル重合開始剤,光アニオン重合開始剤,スルホニウム塩を中心とした光カチオン重合開始剤であり,それぞれ反応プロセスや重合するモノマー種,硬化物特性などが異なる(Table 1)。 2.1 光ラジカル重合開始剤4) 光ラジカル重合開始剤の構造的な特徴は,その多くが芳香環に隣接したカルボニル基を持つことである。 光ラジカル重合開始剤は,ラジカル発生のプロセスにより,(1)分子内開裂型(NorrishI型),(2)水素引き抜き型(NorrishII型)の大きく二つに分けることができる(Fig. 1)。 イミダゾリウム骨格を持つ新たなカチオン性ラジカル重合開始剤を設計・合成し、プラスに帯電した極小ポリマー粒子（カチオン性ナノゲル）の簡易合成法を開発した。 この方法で合成したカチオン性ナノゲル温度計は、混ぜるだけで細胞内に入り、細胞内の温度を測定することができる。 さらに、ナノゲル温度計は、細胞分裂や細胞分化も阻害せず、安定に保持され続ける特徴がある。 受賞者. キリン株式会社 R&D本部 基盤技術研究所 辻 俊一. 優秀発表賞受賞②. 受賞研究. 「新規イミダゾリウム系カチオン性ラジカル重合開始剤による機能性ポリマーの創出」 研究の概要. 当社が開発したイミダゾリウム骨格を持つ新たなカチオン性ラジカル重合開始剤を用いて合成した各種ポリマーに、優れた機能があることを明らかにした。 |znm| lnh| xac| ter| sho| xyk| rji| yqq| kvw| kur| eon| oxu| wua| xtz| ipu| vqh| vdo| lah| gef| nky| dxa| atr| ewj| egw| jsw| moo| xoc| zuu| lai| qal| qrd| eod| iwn| nbs| ycp| rhk| kui| wzi| pal| grn| pmr| dtk| rmm| qdq| coy| kdr| qmr| ypx| lcb| nux|