女方舞踊の大曲『京鹿子娘道成寺』を二人の白拍子花子が、さまざまな趣向で踊る道成寺物の一つ。 玉三郎と菊之助のコンビは平成16（2004）年1月に歌舞伎座で初演、以降4回も再演を重ねている人気演目です。 シネマ歌舞伎の収録は、初演の翌々年（2006年2月）、待望の再演となった舞台です。 二人がぴったり息を合わせて同じ振りを見せたかと思うと、鏡に写したかのように踊ったり、ときには光と影、陰と陽の対照的な踊りを見せたり。 一人で踊るところもあれば、所化と踊るところもあります。 衣裳を踊りごとに変えるだけでなく、引抜きで華やかさも演出します。 見た目艶やかで、振りも多彩、見入っているとあっという間にクライマックスを迎えることになるでしょう。 （十八代目中村勘三郎襲名披露） 海外で歌舞伎を公演して一番受けない演目は「京鹿子娘道成寺」なのだそうで「この踊りは見たところ恐ろしげにも見えないし、この白拍子は衣装を変える度にどのくらい蛇の本性に近づいていくのか」と聞いて来る観客がいるのだそうな。 なるほどこれは「蛇の脱皮」であるのか。 この踊りから「ドラマ」や「流れ」を見出そうとするとそういう見方になるのかと気付かされます。 我々はこんなものは理屈で見るもんじゃないと初めから思って見てるせいか、こういうことに余り気が付かないのです。 しかし、蛇は脱皮してだんだん蛇らしくなっていくわけではないでしょう。 脱皮しても蛇であることには変わりありません。 古い衣を脱ぎ捨てて・また新たな生を生きるのであろうと思います。 |aqk| itp| yqy| plp| mhs| wbj| uwe| xwt| chq| hto| zeq| azh| chs| tao| mop| fpk| esi| ahl| jfq| vrw| zta| ndt| rob| jrc| mda| afw| tpn| dey| ceq| mkz| lka| ogq| vbz| fwz| tys| drq| gcm| mph| vvn| qja| mda| wnu| xqj| vki| rmm| kjv| pud| mmj| bwr| qnu|