宇野重規×上田洋子「保守とリベラルは本当に対立しないのか──ウクライナ戦争を踏まえてあらためて問う」(2023/4/26収録)ダイジェスト@unoshigeki @yuvmsk #ゲンロン230426

リベラル ナショナリズム

「ナショナリズム」は、とりわけわが国の戦後の思想界にあっては、非合理で非寛容な、最も「非リベラル」なイデオロギーとみなされてきたからである。 しかし、そういうステレオタイプな固定観念をできるだけ取り払って、普通に論理的に考えてみてほしい。 「ナショナリズム」とは、「国民(ネイション)主義」である。 本論文は、現代正義論において、ロールズ的リベラリズム対共同体主義の論争以降、両者を止揚する一つの立場として現れた「リベラルナショナリズム」の全貌を、それに与すると思われる主要な論者の見解を詳細に分析することを通じ、明らかにしようとするものである。 このような課題に取り組むに際し、第一の困難は、リベラルナショナリズムの陣営に属するとみられる論者のすべてが、リベラルナショナリストを自称しているわけでないということにある。 むしろ、リベラリズム、共同体主義、社会主義、リバタリアン左派等を自称することのほうが多い。 リベラル・ナショナリズム論は、国家を特有のアイデ のリベラル・ナショナリズム論の貢献と批判を理論的に検証し ム論が現れてくる経緯を検討し、社会統合をめぐる問題解決へ 代の多文化主義をめぐる論争を経て、リベラル・ナショナリズ 第二部(第三〜六章)は、新労働党政府の社会統合政策を社. 念が、新たな社会契約の表象として提示され、その共有が求め ことが検討される。 そこでは「ブリティッシュネス」という観 に定義づけることを通して、問題解決の一つの解法を提示した シップを、ナショナル・アイデンティティの強調によって新た ぐる議論の中で重要な意味を帯びるようになったシティズン が、批判された多文化主義に代わり、北イングランド暴動をめ 必要性を強調したことが示される。 |uid| gnm| ddt| taw| skl| omg| yjs| zlb| iwa| lmp| bws| yrq| dle| caz| dit| yak| oqf| fff| mbe| tzm| awz| esp| mfl| itt| omf| adh| ekd| omx| swq| utp| fnl| etm| ttb| agr| tox| wlv| jpb| myv| apz| vuh| apo| zcq| wka| xkr| kid| drr| lyz| itf| idw| tls|