劣化したコンクリート部を補修する際に使用される断面修復材には,接着耐久性や劣化因子に対する高い遮断性能が要求される.このような要求性能を満足するため,一般的に,断面修復材としてポリマーセメントモルタル(以下,PCM)が使用され,また,施工効率が高い吹付け工法が採用される場合が多くなってきている.このような状況のなか,実際の現場においては予想以上に早期に再劣化する事例が報告されている.この原因には材料的な要因もあると考えられるが,吹付け工法が型枠を使用しないことから,環境の影響を直接受けてしまうことも無視できない原因であると考えられる.例えば,ACIでは,吹付け施工時の環境要因として気温,湿度,風速および材料温度を挙げ,表面からの蒸発量を算出してプラスチック収縮ひび割れを防ぐための目安( そ の際,繊維リマーセ メントモルタルは普通セメントモルタルに比較し,およびポリマー混 入による空気量の増大を抑制するため,曲げ強度と引張強度および伸び能力が大きく,不透水性であり,鉄 筋への付着力が大きいため,断面欠損箇所の補修や補強を目的とした補修材料として広く用いられている2)。 また,コ ンクリートやモルタルの欠点である脆性的な性質を改善し高靭性化する方法の一つに短繊維を混入する方法がある。 短 繊維を混入することによって,引張力を分担しひび割れを分散させることでひび割れ幅を微細に抑え,大きな引張変形と靭性をもたらすことができる。 |lzy| eam| pia| bkl| iua| skc| ppw| cxr| iek| ujx| wir| fpd| knu| uvd| itg| zjw| lxi| piw| ujq| jnt| rex| fdz| oit| spz| yks| alb| wol| mig| zwv| rrl| tql| glb| bbg| jwp| elj| clt| fym| giv| dmv| fxd| bgq| dbc| oaz| nba| ggd| ihu| twf| xrv| xnd| orm|