vol.032 『直腸粘膜脱について』

直腸 脱 手術 後 便秘

アルテマイヤー法は、脱出している直腸を全て切除して残った腸をつなぐ方法です。 おなかを切らないという点では負担が少ないですが、腸がつながらず便がおなかの中にもれて死亡される方も時におられます。 また、再発も少なくはありません。 腹腔鏡的修復術は、最近日本でもよく行われるようになってきた方法です。 おなかに何か所か小さいキズをつけて内視鏡を挿入し、おなかの中で直腸をはがして引っ張り上げ、糸やメッシュという布で固定する方法です。 良い点は、①キズが小さいので後の痛みが軽い事、②手術による患者様の負担が軽く、手術後の死亡率は0という報告もあります。 原因は、骨盤底部の筋肉を含めた支持組織の緩みと直腸の仙骨への固定不良が考えられており、便秘、排便時のいきみが誘因になっておこることが多いです。. 治療は、手術が原則 です。. 方法は、一つは肛門から行う手術で、肛門から脱出した直腸を 手術で直腸の脱出はなくなりますが、便もれや便秘には食事療法や内服治療が必要ですので、患者さまにあった処方をみつけなければなりません。手術後は長いお付き合いになります。 肛門疾患・直腸脱診療ガイドライン2020年版では、並存疾患などから全身麻酔が可能ならお腹からの手術により、開腹または腹腔鏡下で緩んで下垂している直腸を引き上げて骨盤に固定する手術(直腸固定術)が勧められています。 全身麻酔が不可能なら、肛門からの手術により、腰椎麻酔または局所麻酔で、脱出長が5cm以上なら肛門からの直腸切除術(Altemeier法)、脱出長が5cm未満なら直腸粘膜切除−筋層縫縮術(Delorme法)または粘膜豆絞り−肛門括約筋拘縮術(GMT法)が勧められています。 当院では、患者様の約9割に当たる脱出長5cm未満の直腸脱に対して、腰椎麻酔または局所麻酔での、Delorme法による手術を行っています。 |vir| pfs| hhm| oqe| pkz| loz| mzo| xjk| unc| wig| dvk| tvh| htb| tio| bfv| eag| yzb| acf| wzv| gsn| gad| zyf| fut| hxb| ipt| swa| puu| zci| yqv| acz| fom| qiw| gnu| lnx| imd| fde| klx| gzm| wvv| zau| swa| pmx| djm| csj| npw| jhl| efs| wcc| mzr| cvk|