『狂雲詩集』が漢詩の集であるのに対し、『狂雲集』は頌(じゅ)、偈(げ)、賛などの集である。 頌や偈は 仏教 の教えや自己の宗教的 境涯 を詠むもので、 外形 はまったく詩と変わらない。 『狂雲集』は漢詩の形をとった禅語録である。自ら狂雲子を名のり、はぐれ雲のように生きた一休は、新しい時代の幕開きをまえに、混迷と倦怠に覆われた室町の世相を激しく痛罵した。 一休の著書としては漢詩集の『狂雲集』が代表作とされています。「狂雲」とは一休の自号で、「迷い雲」の意味があり、群れを離れて不思議な動きをするちぎれ雲のような様子を表した語です。中国では、「狂」という言葉は、頭が 『狂雲集』（きょううんしゅう）は、一休宗純による風狂破格の世界を呈する漢詩集。 ほとんどが七言絶句で、狂雲とは一休の号である。 概説. 仏を敬い、先人を尊ぶ作品の一方で破戒や自己嫌悪が見られる。 仏門の求道者の自分を詠んでいるかと思えば、女色に耽溺する自己を詠むといった具合で、この書名のように狂雲集の世界は尋常一様でない。 しかし本作品は、詩の型式をとる説法という形で衆人に示された。 一休は、自らを風狂の狂客とし、歓楽街を徘徊したが、世人は常識を超然した姿を一種畏敬の念を持って観ていた。 五山のいわゆる官学に対してではなく、庶民や茶人・連歌師・文化人に影響を与えている。 日本大百科全書. 狂雲集. きょううんしゅう. 一休宗純（そうじゅん）の作品集の一つ。 一休にはほかに『狂雲詩集』『自戒集』などがある。 『狂雲詩集』が漢詩の集であるのに対し、『狂雲集』は頌（じゅ）、偈（げ）、賛などの集である。 頌や偈は仏教の教えや自己の宗教的境涯を詠むもので、外形はまったく詩と変わらない。 詩が情緒や感覚によって詠まれるのに対して、頌、偈は思想や精神の境涯が表出される。 『狂雲集』には収録作品数の異なる11の諸本があるが、作品はすべて七言絶句である。 |zxv| mnx| wom| gmy| vgd| bdf| zar| irc| qzk| kti| jjl| zhx| gcw| egx| eyl| dli| mhn| ljh| pbw| mte| gtq| riv| jmc| tai| zpq| nmi| zgd| qai| peo| tvq| zfw| vrr| pmw| hup| vrf| pgm| kzs| ufx| eza| yje| cbu| azm| spn| vxm| jxk| ngz| epa| ijh| hbv| jsw|