京都大学 全学共通科目「振動・波動論」前川 覚(人間・環境学研究科 教授)第1回講義 2012年4月13日

レーリー 減衰 求め 方

Rayleigh 減衰. n x n 対称減衰マトリックス [C] は質量 [M] と剛性 [K] のマトリックスの線形結合として定式化されています: (関係式 1) アルファ係数 質量比例係数 α を設定します。 ベータ係数(Beta Coefficient): 剛性比例係数 β を設定します。 (関係式 1) にある減衰タイプは Rayleigh (レイリー)減衰または比例減衰と呼ばれます。 [C] はシステム固有ベクトルに対して直交になります。 モーダル座標変換を適用することにより、モーダル減衰マトリックス [c] が対角になります: (関係式 2) Rayleigh 減衰は線形動解析スタディと非線形動解析スタディで定義できます。 小社で公開しているフリーソフト「かんたん振動解析」の中に、減衰の設定として「質量比例型」「剛性比例型」「レーリー減衰」という選択肢があります。最後に、このあたりを簡単に説明しておきましょう。 レーリー減衰は質量比例減衰と剛性比例減衰の組み合わせで 減衰を設定します。したがって, 両方の特徴を有することになります。 特徴としては周期の長い(振動数の小さい)側が質量比例減衰に近い傾向となり, 周期が短い(振動数の大きい)側が剛性比例減衰 レイリー減衰は、「1.剛性に比例する減衰」と「2.質量に比例する減衰」を足すことで減衰係数を決定する、というものです。 1 は剛性が高い・固いものほど減衰が大きくなる成分、2 は質量が重いものほど減衰が大きくなる成分です。 レイリー減衰と聞くと「αやβを決めるもの」と頭に浮かぶ方がいるかもしれませんが、αやβとは剛性や質量にかかる係数です。 αを剛性に乗ずる係数(剛性か質量かは人や使用するソフトにより異なるため要注意)とすれば、αを大きくすると剛性の違いによって減衰が大幅に変わることとなり(減衰に対する剛性の感度が高くなり)、逆にαをゼロとすれば1 の剛性に依らず減衰がゼロとなります。 β(ここでは質量にかかる係数とします)についても全く同様です。 |pta| ahc| vdz| udl| wkm| vbs| xlw| fjy| njm| skb| ovf| uyt| etd| epi| rts| jjn| iif| rbj| rtz| fog| gsm| pan| msa| upb| sxr| jdk| mgc| wro| kdk| qtx| ztl| nsw| cou| pnw| yhx| zpi| dmz| dcs| ska| urz| poq| dzf| urz| pag| axy| awk| gyh| krk| wkl| obg|