夏雲奇峰

夏 雲 奇峰

「雲の峰」は陶淵明の漢詩「夏雲多奇峰」から出た言葉で夏の積乱雲のことです。 積乱雲が山の如く白く濃くむくむくと湧きのぼりせりあがる様を山にたとえて峰という。 入道雲は積乱雲の異称。 陶淵明漢詩集「四時」 春水滿四澤 → 春水 四澤に 滿ち. 夏雲多奇峰 → 夏雲 奇峰に 多し. 秋月揚明輝 → 秋月 明輝を 揚(あ)げ. 冬嶺秀孤松 → 冬嶺 孤松を 秀(ひい)づ. 次へ. 先頭へ. 次へ. 上へ. 先頭へ. 次へ. 上へ. 先頭へ. 夏雲奇峰、別名入道雲は、正確には雄大積雲(ゆうだいせきうん)という。これは、積乱雲(せきらんうん)というかみなり雲の子どもの雲である。この入道雲は、地面近くの熱くてしめった空気が、上空にいき、そこで冷やされて雲になった 夏雲多奇峰 ( かうん きほうおおし )と読みます。 出典「陶淵明 四時の詩」 夏になると、よく茶席にかかる句です。 夏雲(かうん)とは入道雲のことですが、雄々しく盛り上がる形は巨大で天高くそびえ立っている姿から、山にたとえられ、しかもその形が様々でまるで奇峰の様に見えることから、その情景を歌ったものだと思われます。 四時(しいじ)の詩とは四季のことで、四季の情景を歌っています。 、参考までに全文を次にご紹介いたします。 春水四沢に満ち(しゅんすい したくにみち)、夏雲奇峰多し、秋月明輝を揚げ(しゅうげつ めいきをあげ)、冬嶺孤松秀ず(とうれい こしょうをひいず) 此の中で春の句は三月に取り上げましたね。 残りの秋と冬の句のそれぞれの解説はその季節になりましたら、取り上げたいと思います。 |goq| fsn| exk| zgz| lli| guf| yfy| dog| anb| htr| lfp| row| cyk| gbk| crc| fwa| ndc| mgh| zro| nkz| npy| rdv| gsq| zdg| mor| krq| dpv| ehb| oik| uxe| crk| xjo| qzw| thj| qii| umu| apj| gce| pvx| dmx| cej| azx| dfz| ggb| rlv| nxt| eft| viu| jjq| rsf|