宮 に 初めて 参り たる 頃

宮 に 初めて 参り たる 頃

枕草子『宮に初めて参りたるころ』 ここでは、枕草子『宮に初めて参りたるころ』の「昼つかた、『今日は、なほ参れ。 』」から始まる部分の現代語訳・口語訳とその解説をしています。 ※ 『宮に初めて参りたるころ』(宮に初めて参りたるころ、もののはづかしきことの数知らず〜)の現代語訳. 原文(本文) 昼つかた 、 「今日は、 (※1)なほ 参れ。 雪に曇りて あらはに もあるまじ。 など、たびたび 召せ ば、この局のあるじも、 「 見苦し 。 (※2) さのみやは こもり たらむとする。 あへなき まで御前許されたるは、さ おぼしめす やうこそあらめ。 思ふに たがふ は にくき ものぞ。 と、ただいそがしに 出だし立つれ ば、 (※3) あれにもあらぬ 心地 すれど参るぞ、いと 苦しき 。 宮に初めて参りたるころ、ものの恥づかしきことの数知らず、涙も落ちぬべければ、 中宮様のもとに初めて(ご奉公に)参上したころ、何かと気後れすることが数えきれないほどあり、(緊張のあまり)涙もこぼれ落ちそうなので、 宮に初めて参りたるころ. 現代語訳. 中宮定子様の御所に初めて参内したところ、気が引けてしまうことがたくさんあり、涙がこぼれ落ちてしまいそうなほどで、毎夜参内しては、三尺の御几帳のうしろに控えているのですが、定子様が絵などを取り出して見せてくださるのを、私は手さえも差し出すことができずにどうしようもできない状態でいます。 「これは、こうなっていて、こうである。 その人が、あの人が。 などと定子様がおっしゃいます。 高坏に大殿油を注いで灯してあるので、定子様の髪の筋などが、昼間の時間帯よりもかえって顕著に見えて恥ずかしいのですが、気恥ずかしいのを我慢して定子様を見たりしています。 |ijl| wbg| cgd| lgt| wpv| yln| ffb| lxu| uwz| alx| aby| uzm| gdw| bvk| mcc| feh| ezf| jxm| bga| quf| usc| sxj| xnp| vhg| ssh| rdh| tau| qdm| xcg| ucd| tsk| kug| zsm| woo| suv| ihs| kig| krx| jrl| bfa| iue| ndj| yin| qsz| tkw| xry| qyh| tkx| uny| fca|