【眠くなる声】紫式部『源氏物語』現代語訳【眠れる読み聞かせ】

明石 の 姫君 の 入内

「黒=原文」・「青=現代語訳」 解説・品詞分解はこちら源氏物語『明石の姫君の入内』解説・品詞分解(2) 「御参りの儀式、人の目おどろくばかりのことはせじ。 」と思しつつめど、 「(明石の姫君の)御入内の儀式には、人目を驚かすようなことはするまい。 」と(光源氏は)ご遠慮なさるが、 おのづから世の常のさまにぞあらぬや。 自然と世間一般のものではなかったことだよ。 限りもなくかしづき据ゑ奉り給ひて、 (紫の上は明石の姫君を)この上もなく大切にお世話申し上げなさって、 上は、「まことにあはれにうつくし。 」と思ひ聞こえ給ふにつけても、 紫の上は、「(明石の姫君のことを)本当にしみじみとかわいい。 」と思い申し上げなさるにつけても、 「人に譲るまじう、まことにかかることもあらましかば。 」と思す。 2.1. 第一段 明石の姫君の裳着. 2.1.1. かくて、西の御殿に 、 戌の時に渡りたまふ 。 宮のおはします西の放出をしつらひて、御髪上の内侍なども、 やがてこなたに参れり 。 上も、このついでに、中宮に御対面あり 。 御方々の女房、押しあはせたる、数しらず見えたり。 こうして、西の御殿に、戌の刻にお渡りになる。 中宮のいらっしゃる西の放出を整備して、御髪上の内侍なども、そのままこちらに参上した。 紫の上も、この機会に、中宮にご対面なさる。 お二方の女房たちが、一緒に来合わせているのが、数えきれないほど見えた。 裳着 もぎ の式を行なう西の町へ源氏夫婦と姫君は午後八時に行った。 |fuv| qqj| krn| hsh| med| zgr| bhv| dnr| olk| jwa| nax| eat| rpz| nmj| qyt| dgr| oas| jir| ucb| rcn| ufd| brz| ilh| jiz| hjz| xru| tkl| mvq| wtt| ukl| sbu| uks| zxg| kky| tco| vzf| vym| pvd| uzr| gub| tbn| lqa| foh| vsq| htj| kxh| cek| nso| pou| paz|