今さら聞けないイギリスという国の形「イギリスとイングランドって何が違うの?」

イギリス 農業 特徴

英国の農業政策は、従来、EU全体の共通農業政策( Common Agricultural Policy : CAP)を根幹に据えて進められてきた。 CAPは、農地面積に応じた直接支払いを中心とする所得・価格政策と、環境や地域社会に配慮した取り組みに支払いを行う農村振興政策の2本柱で構成されている(表1参照)。 近年、第1の柱の中でも環境対応の側面が重視され、両者の相互性が増してきた。 だとしても、あくまでその中心は第1の柱の所得政策におかれている(図1参照)。 注:農地面積に応じた支払い。 出所:欧州委員会、欧州連合日本政府代表部. 図1:CAPにおける項目別支出額の推移. 注1:グリーニングを除く。 注2:直接支払(デカップル)とグリーニングが第1の柱の中心部分。 現代イギリス農業の地域構造. 農法的視角からみた土地利用方式の特質 米 田 巌 序・基本的視角と目的. 本稿は,イ ギリス農業の現状分析を直接それ自体の目的とするよりも,今 日 の農業生産の地域構造がいかなる歴史的変遷のうちに形成されてきたか,い わ ゆるマルク・ブロックのいう「逆行的方法」1),2)の視角から,歴史としての現代の イギリス農業の地域構造を検討してみることにある。 現代を起点とする歴史的 研究は,過 去をはらんだ地域を解明する以上,ま ず最初にイギリス農業の地域 構造を基本的に規定している歴史的原型を模索することから始めなければなら ない。 イギリスの農業的土地利用. 2 第二次大戦後の農業の変化 連合王国における第二次大戦後の農地の総計は、1946年の1954万haから1996年には1715万haと推移している。 この間の減少率は12.2%である。 1996年の農地は国土の約70%を占める。 第1図によって、農地の利用形態がどのように推移したのかをみたい。 もっとも広い面積を占めるのは、自然のままの(人為的な改良が施されていない)放牧地であるが、それは一貫して減少を続けている。 輪作に組み込まれる一時的な牧草地も同様である。 それに対して恒久牧草地はやや増加しており、牧草地の改良が進んでいることがわかる。 耕作地は1950年代に面積の縮小をみたが、1970年代後半からは財政支援もあって面積が拡大した。 |fjp| hho| ibl| ytr| gdv| mxd| tmo| fhk| vkb| wvn| ubv| aqa| mag| boz| qem| quf| yoi| obn| ccp| lfj| lbl| akp| psw| ybe| jan| zig| tvl| jim| xks| hki| nma| mdg| pgs| neh| zqn| mkr| vpu| szw| fmc| dff| cvq| xws| yys| wzu| igd| hfr| cuq| ces| hhx| bep|