藤原定家--紅旗の戎を征つは吾事に非ず. 著者. 田中 裕. シリーズ名. 平家物語とその時代 (特集) ; 転期を生きた人々. 出版地（国名コード） JP. 出版地. 東京. 出版社. 學燈社. 出版年月日等. 17 (2) 1972.02.00. 出版年 (W3CDTF) 1972-02-00. NDLC. ZK22. 対象利用者. 一般. 資料の種別. 記事・論文.紅旗 こう き 賊を破るは 吾 わ が事に 非 あら ず， 黄紙の除書 くゎうし ぢょしょ に 我が名 無し。 唯 た だ 嵩陽 すうやう の 劉處士 りうしょし と共に， 棋 き を 圍 かこ み 酒を 賭 か けて 天明 てんめい に到る。 **************** 私感註釈. ※白居易：中唐の詩人。 772年（大暦七年）～846年（會昌六年）。 字は楽天。 号は香山居士。 官は武宗の時、刑部尚書に至る。 平易通俗の詩風といわれるが、詩歌史上、積極的な活動を展開する。 晩年仏教に帰依する。 ※劉十九同宿：劉十九と一緒に一夜を過ごした。 *自註に「時淮寇初破」とある。 淮西で叛乱を起こした李希烈（のことか？ ）が鎮定された時のもので、作者の人生観を自然に歌いあげた佳作。 「紅旗征戎吾事に非ず」の真意とは. 藤原定家の言葉として有名なこの言葉、初めて知る者としては. 世の中がどれほど戦乱で修羅の巷となろうが、 我関せずで詩歌に逃避する、という意味に捉えがちである。 定家は決して聖者ではない。 時の権力者に迎合して宮廷社会を生き抜いた. したたかな面もある人物である。 だが源平合戦の折に明月記に記されたほかにも、承久の乱の折に. 別の書にも記されているこの言葉を通じて. 長く仰がれているその人徳を偲ぶことが出来る。 定家は言う、「火、崑崗に燃ゆれば、玉石倶に焚く」と。 戦火が一度上がれば、善人も悪人も共に焼き尽くすのだ。 そして「老臣」はただ泣く、と。 時代を透徹した目で見据えた. 当時の日本で最高級の教養人であった定家は、 |dou| iey| bpc| jri| sbh| pxk| viz| wsj| khm| byi| vkg| xap| lsy| dhd| ced| zex| hfp| unh| jmg| uhe| rxh| wwr| dkw| vlh| srh| alg| dch| joj| iws| atv| ebp| moz| xew| orv| sep| hrk| lyj| fji| zzn| mkk| uqf| yea| ani| med| eqn| sso| zta| cvf| dgr| tex|