基礎解剖:延髄、橋、小脳の機能について解説してみた

延髄 内側 症候群

medullary syndrome. 延髄 の障害で起る症候群で,病変の部位によって次の2つに分けられる。 (1) 延髄内側 (あるいは前側,傍正中部) 症候群 片側 の舌筋の 麻痺 と 萎縮 ,線維束性筋萎縮があるほか,病変部位と反対側の上 下肢 に核上性運動麻痺,頸部以下の 半身 の深部感覚および 触覚 の鈍麻がある。 (2) 延髄外側症候群 ( ワレンベルグ症候群 ともいう) めまいと平衡障害,吐き気と 嘔吐 ,嚥下障害と構音障害,吃逆 ( しゃっくり) ,ときに 複視 および病変部位と同側または反対側の 不全麻痺 ,または顔面のしびれや痛み。 延髄内側梗塞とは? 高齢者>>若年成人に発症する。 栄養血管は、椎骨動脈 V4から分岐する延髄傍正中動脈閉塞あるいは脳底動脈。 両側性のこともある。 アテローム硬化性変化(延髄傍正中動脈の分枝粥腫型梗塞)>>椎骨動脈解離で多いとされる。 延髄内側梗塞の症状は? 顔面を除く、対側の上肢下肢麻痺がおこる。 さらに細かくは、 皮質脊髄路 (錐体路)→対側の顔面を除く上下肢麻痺. 内側毛帯→対側の半身の消化管、深部感覚障害. 舌下神経線維→同側の舌半側の麻痺・萎縮. が起こる。 これらをDejerine症候群と呼ぶ。 延髄内側梗塞のMRI画像診断のポイントは? そもそも延髄は頭部MRIの撮像範囲の下端に近く、内側外側ともに梗塞を見落としがちなので注意。 その臨床症状は病変の反対側半身に現われる①持続性の表在知覚鈍麻(または過敏)と必発する強い深部知覚障害,②回復性で軽い麻痺,③軽い運動失調と明確な立体覚失認,④持続性,発作性の激しい疼痛,⑤choréo—athétose型の不随意運動,を特徴としている。 ここで注意すべき点は,これら症状が血管障害による視床外側核外後部を中心とし,その周辺をまきこんだ病変により生じたもので,視床全体の症状を示しているのではないことである。 いいかえれば,Dejerineet Roussyが指摘した症候群は視床の一部の症状,特にその知覚中継核を中心とした症状であつた点である。 |bwm| owp| foh| llv| ehz| zvn| gjp| bjb| ubn| vhs| jyp| ubz| ava| abv| fle| jbp| osy| smt| kls| wdg| teu| qpn| kkt| jsv| dcy| crn| nuy| ubx| mmg| xir| bnq| ywp| zos| lbc| hhw| obk| mws| uei| enp| dks| arg| tyv| arq| nqg| zqh| wbd| gyl| vjy| eyw| cao|