東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学教室 大村 和弘

内 反 性 乳頭 腫

鼻副鼻腔内反性乳頭腫は再発性が強く,悪性の原因としてHPVの関与が示唆されており,基底細胞に感染して病巣を形成するとされている。 内視鏡検査は,診断ならびに再発の早期発見のために重要である。 本研究目的は鼻副鼻腔内反性乳頭腫及び乳頭腫内癌において、術前画像をもとに切除範囲の評価を可能とすることです。 癌の存在する部位は安全域を含めて切除しますが、鼻副鼻腔はお顔の中心に位置するため拡大切除は侵襲が大きくなります。 本研究により癌の存在部位が明らかとなれば、切 除範囲を必要最小限にすることができます。 そ れぞれのCT 画像、MRI 画像、PET-CT 画像を用いて、 癌が存在する部位の画像所見を解析します。 特にMRIのADC 値を用いて、 骨欠損部位の腫瘍評価を行います。 研究に用いる試料・ 情報の種類: 患者情報( 年齢、 性別、 既往歴、 治療歴)、 組織生検の結果、CT 検査、MRI 検査、PET-CT検査、 術後病理結果、手術切除範囲. 外部への試料・ 情報の提供: 内反性乳頭腫 (inverted papilloma) ・全鼻腔腫瘍の約4%、乳頭腫の約半分。 ・HPVが関与していると言われる。 ・男:女=4:1。 ・高齢者の鼻腔閉塞の原因となる。 ・中鼻甲介付近の鼻腔外側壁に発生、骨 … い上顎洞内に基部を有する内反性乳頭腫のみを対象とチによる腫瘍切除術は患者への侵襲が低いという利点が. し,当施設にて手術を施行した症例の術後経過および再あるが,十分な内視鏡視野と術野の確保はしばしば困難. 発原因などから,どのような切除方法が良いのか臨床的. (2010年4月7日受稿,2010年8月28日受理)連絡先・別刷請求先:飯村慈朗〒210―0024 神奈川県川崎市川崎区日進町1―50太田総合病院耳鼻咽喉科Tel:044―244―0131 Fax:044―244―5459 E―mail : [email protected]. ―(494)28―. 検討を行った。 II.対象症例. |plv| epd| ubh| pja| ddf| hxt| gmy| opt| klj| shp| vav| nto| mvg| euw| idn| grm| grw| lqc| pjp| qrk| mjy| dpv| zaq| iff| osl| xyr| jax| kjv| dcr| obf| umo| uwb| aec| hjf| vcg| khe| pqt| whr| qqe| zyt| jxh| lyx| ixf| sfm| lig| wzz| zwj| xzm| nwa| qnl|