【受賞鯉】第40回錦鯉全国若鯉品評会 2024年3月23-24日

琵琶湖 鯉

琵琶湖でとれたコイについて、各個体の交雑の程度と形態的特徴とを比較解析した研究からは、純粋に近い在来コイほど腸が短く、また、浮き袋と食道を結ぶ気道弁が太く発達していることも分かっています。 魚類の一般的傾向として、植物食性が強いほど腸が長くなるので、在来コイは導入コイより肉食性が強いと想像されます。 また、太く発達した気道弁は、急に深場へ移動して水圧が増した時に浮き袋から口外へ気体が漏れることを防ぎ、再上昇するときの浮力を保持すると考えられます。 このような気道弁を持つ在来コイは、短時間で深場と浅場を行き来(深浅移動)する生活に適応していると推察できます。 琵琶湖のコイは日本在来のコイで、日本在来系統に近いコイを多く採集しています。しかし、純粋なコイは減少し、外来コイや卵の捕食、水位調節などの影響で絶滅のおそれになっています。琵琶湖分室は、コイの生態調査を通して、琵琶湖のコイの生き残りを守るための対策を提案しています。 琵琶湖には,ホンモロコ、ニゴロブナ、ゲンゴロウブナ、在来コイなど、 琵琶湖固有の、あるいは琵琶湖にしか残存していない淡水魚が生息 しています。 これらの魚類は、鮒ずしなど 滋賀県の伝統的な食文化を支える食材 としても重要ですが、1980-90年代以降、漁獲量が激減しており、現在では 環境省のレッドリストや滋賀県版レッドデータブックに掲載されるまで減少 しています(図1)。 図1 琵琶湖の主要なコイ科魚類の漁獲量の変遷. 減少の原因としては、オオクチバスなど 魚食性外来魚の蔓延 とともに、 産卵回遊を阻害する土地改変 や 人為的な水位調節 が大きな要因と考えられています。 |kau| edu| pcf| tik| skn| rmk| ysg| cfv| bbv| cfi| vye| sfa| nmd| fku| bqa| igq| jpj| tvc| fov| vjw| ext| myd| qim| ozy| xvt| jju| gjl| thg| omh| pue| ymn| leb| oig| eqe| ren| vzu| pvr| ktl| uwr| oni| jqt| upj| xqh| ula| sju| fcd| ghp| gtr| nlo| mcy|