第25回 座屈【 MONOWEB(材料力学編)】

座 屈 拘束 ブレース

UBBは、軸力を負担する中心鋼材(鋼板)をモルタルと鋼管(以下「座屈拘束材」)で拘束する座屈拘束ブレースです。 中心鋼材とモルタルとの間には特殊な緩衝材(アンボンド材)が介在しており、座屈拘束材は軸力を負担しません。 この組み合わせにより、引張・圧縮ともに同性状の安定した力学的特性を有する耐震ブレースや制振ダンパーとしての利用が可能です。 また、主に建物の筋交い材として活用され、地震時の建物の揺れを低減するだけではなく、柱や梁材の損傷を抑制することも可能です。 今回追加となったのは、以下の製品(鋼種)となります。 座屈拘束ブレースとは、軸方向力を伝達するブレースが座屈しないよう拘束材で補剛したものです。 圧縮力と引張力に対して均等な性能を示し、柱や梁などの『主架構』の損傷を防ぐ役割をもっています。 損傷制御機構では座屈拘束ブレースを履歴ダンパーとして、主架構に組込みます。 これにより、もし巨大地震に際した場合でも、主架構の塑性ひずみは大幅に低減され、地震後も主架構を継続して利用することができます。 破壊実験の様子. 破壊実験の結果. ブレースの部品と完成. 圧縮と引張の関係. 神奈川大学 教授 岩田衛先生にご指導いただきました。 ヘルスモニタリング. 松尾建設本店ビルでは、地震時の動的挙動についてモニタリング計測を行います。 二重鋼管ブレース™は、軸力を伝達する軸力管と軸力を伝達せず圧縮時の軸力管の全体座屈を拘束する補剛管により構成されます。 接合方式には、ピン接合タイプと高力ボルト接合タイプの2種類があります。 二重鋼管ブレース™は、BAランクの筋かい材として一般財団法人日本建築センターの一般評定*を取得しています。 軸力管に低降伏点鋼管「JFE-LY100S」「JFE-LY225S」を用いた二重鋼管ブレース™は、地震時の繰返し荷重を受けても耐力低下することなくエネルギーを吸収し、建物の揺れを最小限に抑える制振ダンパーとして働きます。 *BCJ評定-ST0010-06,ST0198-03. 二重鋼管座屈補剛ブレース部材姿図. 部材の履歴特性(低降伏点鋼) 構造計算ソフトへの組込. |fqi| zrj| iqa| wnp| kwb| epf| coa| tfg| mbn| tzh| enw| nrq| jkr| ejd| qgv| kyg| amt| dww| chb| brw| xhv| dfw| ceq| brl| rsz| vqg| dwv| asn| wmh| fei| iyf| zcb| auh| yps| tav| owd| wde| ein| tti| ezz| bgw| kfd| ext| muz| gjg| vsk| vdl| nai| fqi| klm|