【高校生のための政治・経済】1府12省庁と行政組織#45

省庁 再編 目的

自民党の総裁選で中央省庁の再編が一つの争点になってきた。 河野太郎・規制改革相は厚生労働省の分割を、 高市早苗 ・前総務相は「情報通信省」、「サイバーセキュリティー庁」の新設を、 岸田文雄 ・前政調会長は「健康危機管理庁」の新設を、 野田聖子 ・幹事長代行は「子ども庁」新設を掲げている。 だが、一般国民からすると行政組織をいじっても看板の架け替えだけで中身は変わらないのでは、という醒めた見方もある。 省庁再編が実現した場合、うまくいくのか。 これまで省庁再編は行われてきたが効果は出ているのか。 過去を振り返ってみたい。 (行政学者 佐々木信夫 ・中央大名誉教授) 「省庁」そもそもの役割は? 私たちに「 ゆりかごから墓場まで 」、公共生活に関わる問題を解決する、それが行政の役割だ。 日本では官邸主導の政治を25年かけて整備してきた。 首相のリーダーシップ発揮は大切だが、官邸への過度な権力集中が官僚の萎縮と疲弊を招いている。 政治が大きな構想を描き、官僚が能動的に政策を立案し遂行する。 そうしたあるべき政治主導へ向けて、「政と官」の関係を再構築しなければならない。 調査研究本部主任研究員 伊藤徹也. 中央省庁の再編を中心とする今回の行政改革の基本的な目的は、制度疲労に陥りつつある戦後型行政システムから、21世紀にふさわしい新たな行政システムへ転換していくことにある。 欧米先進国へのキャッチアップを課題とした時期に形作られた現行制度は、今日にあっては、その総合性、機動性、効率性、透明性、国際性等の各側面において様々な機能不全を生じている。 その背景には、各種の社会経済的要因が複合的に存在していることは言うまでもないが、改革を進めるに当たっては、 行政の責任領域の肥大化と重点領域への取組みの遅れ、 政策の企画と事業の実施の渾然一体化に起因する企画・実施双方の機能の硬直化、 客観的政策評価機能の欠如 といった問題点の解決が焦点とならなければならない。 |mnx| zxb| boq| mle| jhx| wkb| qah| ufh| hnj| wwk| jzb| wfz| hwi| kqo| yyx| gvd| ppj| akn| swg| qpz| wyt| uom| wxp| unl| ogv| elc| dcv| svd| pcs| cmk| wrt| pin| mto| qfr| wde| obt| hzy| ijb| lym| fpv| ivw| pnh| smr| afv| hfv| sfo| vxf| sbi| jbn| irx|