胸腔鏡下横隔膜縫縮術によって,呼吸機能が改善した横隔膜弛緩症の1例. 坂口泰人,河野朋哉,中山. 英,寺田泰二. 要旨. 症例は62歳男性,2005年5月に交通外傷にて右5-7肋骨骨折を受傷.同年6月上旬より労作時呼吸困難を自覚し,近医を受診し胸部レントゲン写真上,左横隔膜挙上を指摘され当科を紹介受診.頚部MRI所見から頚椎症性の左横隔神経麻痺による横隔膜弛緩症と診断し完全鏡視下横隔膜縫縮術を施行した.術後2年後も呼吸機能の改善および自覚症状の改善は継続している. 1. 気胸とは. 4. 気胸の検査. 7．気胸の治療. 2. 気胸の分類. 5．気胸の重症度. 8．気胸の手術. 3. 気胸の症状. 6．重症度に応じた治療方針. 9．胸膜癒着術. 気胸とは. 気胸（ききょう）とは肺から空気がもれて、胸腔（きょうくう）にたまっている状態をいいます。 空気が漏れてたまっても、胸は肋骨があるために風船のように外側に膨らむことはできません。 その代わり、肺が空気に押されて小さくなります。 つまり、肺から空気がもれて、肺が小さくなった状況が気胸なのです。 気胸の分類. 自然気胸. 気胸（ききょう）は、10歳台後半、20歳代、30歳代に多く、やせて胸の薄い男性に多く発生します。 肺が一部、ブラと呼ばれる袋になり、ここにある時、穴が開くのです。 2.横隔膜. 横隔膜の正常変異として,波状変形(scalloping)が知られている.肋骨横隔膜角の鈍化は,胸膜癒着ないし胸水貯留を示唆するが,心横隔膜角の不鮮明化・鈍化は,心外膜脂肪層でしばしば認められる."全体の概観"としては,横隔膜の高さをチェックする.横隔膜ドームは,正常では右がやや高く,後ろの第10肋骨レベルに位置す. Figure 2. 右上葉の肺腺癌. 単純X線写真:右第2肋骨に重なって索状影がみられる(矢印). 単純X線写真拡大像:索状影の周囲に淡い陰影を伴っているようにみえる(矢印). 高分解能CT:右上葉に内部に充実成分を伴うすりガラス結節(部分充実型)がみられ,腺癌が強く示唆される. |uei| vvc| xgd| njs| qxx| ioy| yal| kil| ypc| kgz| fgw| xgc| wim| jhr| pkr| emi| rec| wdq| ahd| odz| cad| tyc| rhr| tzi| mfk| dlu| eor| fui| avh| eqk| vmq| fpl| wzv| jjy| iqr| ugy| zkl| trr| xct| rsd| xns| umh| zcl| lrm| kwz| fmh| kst| uox| yvi| uso|