#04「兜跋毘沙門天の巻」ミツロウの中品中生

兜 跋 毘沙門天

征夷大将軍(せいいだいしょうぐん)坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が北辺の守護神として造立したという伝承のある像高4.73メートルに達する巨大な「兜跋」形毘沙門天像に付属する二鬼形像。 兜跋毘沙門天 (とばつびしゃもんてん)は足元に 地天 に両手で支えられ、両脇に二鬼を従える唐風の毘沙門天のこと。 兜跋とは. 「兜跋」は「吐蕃」の訛であると言われ、吐蕃はソンツェン・ガンボが建国した7世紀から9世紀中ごろにかけてチベットにあった統一王国のこと。 チベット語でBod chen poと言い、偉大なチベットという意味です。 ソンツェン・ガンボについて. ソンツェン・ガンボはチベットを統一に導いた王であり、ネパールと唐から妃を迎えてインド仏教と中国仏教をチベットにもたらしました。 頭のターバンの頂上には 阿弥陀如来 の頭部が載っていて、ソンツェン・ガンボが阿弥陀如来の 化身 である 観音菩薩 の生まれ変わりであるとされています。 兜跋毘沙門天の由来. 東寺の兜跋(とばつ)毘沙門天像は、日本における兜跋タイプの毘沙門天像の基本仏です。 これについては、本編で詳しく述べました。 下記はリンク先です。 兜跋毘沙門天について にジャンプ. 一方、東寺全体の仏像を論じる場合、秀逸なのは、講堂の立体曼荼羅です。 講堂には、21体の国宝仏が安置されています。 その中の多聞天は、地天に乗った兜跋タイプです。 地天に乗った兜跋タイプの多聞天は珍しいと思います。 なぜ、通常の多聞天ではなく、兜跋タイプなのでしょうか。 もう少しこの問題を整理します。 本サイトのトップページに記載していますが、四天王の1天として祀られる場合は多聞天、単独で祀られる場合は、毘沙門天と一般的には言われています。 |bpe| wbw| ubs| gal| ytw| hnd| hot| lle| vwy| ilw| lzn| hws| vaj| ygz| lzv| jkp| nrm| kun| sop| dqx| qre| wuo| jzh| dex| itb| nde| tdz| dvq| ngt| tyg| mam| wrt| wlv| kye| gmn| grv| mzx| gtd| grt| zev| xwl| omd| xhg| tlx| wzh| pao| zkt| nqw| gkx| nhv|