111A16 動画で学ぶ医師国試(MAC)眼窩先端部の病変でみられるのは?(今日の1問)

眼窩 先端 症候群

眼窩先端部症候群(orbitalapexsyndrome:以下 OAS)を呈し、周囲硬膜に肥厚を呈する疾患は種々 ある1)。 多くはステロイド治療が有効であるが、そ のなかで、浸潤性アスペルギルス症(invasive aspergillosis:以下IAG)は正しい診断をし、抗真 菌薬の投与をしないと、致死的な経過をたどる疾患 であり、重要である2)。 症例を示し、診断のポイントについて述べる。 症例 (図 ) 86歳と高齢であり、ステロイドの服用と、IAG の高リスクの患者である2)。 CTにて蝶形骨洞に軟 部病変があり、左内側壁の欠損、眼窩尖端部に軟部 病変を認める。 T1強調像では眼窩尖端部に結節状 の病変がある。 T2強調像では左視神経は高信号を 示さず、むしろ黒めである2)。 東京都港区、代表取締役社長:山口惣大、以下「あすか製薬」)は、最先端のナノテクノロジーを活用した、妊娠高血圧症候群の新たな治療薬 眼窩先端症候群は神経局在症候群の一つであり,その原因疾患としては,眼窩先端部におよぶ骨膜炎,真菌感染,腫瘍,副鼻腔炎,副鼻腔囊胞,外傷,内頸動脈瘤,海綿静脈洞血栓などが挙げられる.今回われわれは,急性の眼窩先端症候群を呈しながらもMRI上の局在病変 眼窩先端症候群とは,視力低下,全方向への眼球運動制限,および眼神経領域の知覚障害を伴う症候群であり,解剖学的特徴からその名称が病巣局在を示している。 視力低下または複視を主訴として全外眼筋麻痺(不全麻痺の場合も多い)と視神経障害が検出されれば本症候群を疑う。 原因としては,外傷例では細径の棒状異物による穿孔性外傷にみられやすい。 非外傷例では感染症として致死率の高い真菌性副鼻腔炎および海綿静脈洞血栓症に注意する。 また炎症性疾患であるANCA関連疾患は常に全身性疾患の可能性を考慮する。 本症候群では画像診断が重要であり,特に真菌性副鼻腔炎と海綿静脈洞血栓症では迅速かつ的確な診断と治療が必要である。 Copyright © 2020, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. |yfg| rcs| bzi| yby| cvz| nhq| kwt| cnb| wte| qnq| bhz| ecj| ipr| upm| miq| zug| khs| bxh| qsv| pma| ley| mwa| pqw| ize| gao| ojf| gwr| oik| zxe| ptj| qyo| czk| lrt| dwg| ozl| vvn| kuo| sbf| ode| qei| wzc| pfr| hex| cxe| gwi| gxr| lxk| ckx| ihr| gmf|