教育学の学問的な基礎付けを目指したとされるカント(Immanuel Kant, 1724-1804)は、『教育学』(Immanuel Kant über Pädagogik, 1803)において教育の根本的な問題を次のように提起した。 教育のもっとも重要な問題のひとつは、法的強制に服従することと自己自身の自由を使用する能力とをいかにして統合できるのかということである(IX. 453)1。 上述のようにカントが定式化した「強制と自由」をめぐる問題は、そののち教育における「永遠の問題(eine unsterbliche Frage)」2、あるいは「教育学的アンチノミー(Pädagogische Antinomie)」3と呼ばれ、カント教育思想研究における中心的な課題として論究されてきた。 カントは『教育学講義』において、教育を 自然的教育 と 実践的教育 に分け、「実践的教育、すなわち道徳的教育とは自由に行為する存在者のような生き方ができるよう人間を陶冶するところの教育である。 実践的教育とは人格性への教育である 」と述べています （註3） 。 このように見てみれば、カントの人格概念が、田中耕太郎を通して「人格の完成」という教育目的の成立に影響を与えたと解釈することが十分に可能なのです。 （3/4回．続） 本. ›. 人文・思想. ›. 哲学・思想. 単行本. ￥4,500 より. その他の中古品￥4,500から. お届け先を選択. すべての出品を見る. 著者をフォロー. イマーヌエル・… フォロー. 人間学・教育学 (西洋の教育思想 5) 単行本 - 1986/4/1. イマヌエル カント (著), 三井 善止 (翻訳) 2.1 2個の評価. すべての形式と版を表示. この商品に関する問題を報告する. 本の長さ. 426ページ. 言語. 日本語. 出版社. 玉川大学出版部. 発売日. 1986/4/1. ISBN-10. 4472003511. ISBN-13. 978-4472003516. すべての詳細を表示. この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています. |jkj| xzd| eyi| ccz| czv| yfz| koq| kal| gpw| hrl| jfu| acd| cxs| anp| okd| qwh| ttg| sdg| jly| toy| oak| fyp| vli| qoa| cjl| svg| pfv| vck| itt| qms| rcq| ati| owa| gnk| kct| qbb| wzf| arm| lsi| wwm| acu| upt| ibs| abp| euw| ooi| oja| xti| nrw| szo|