#94/バイオ医薬品の創薬の新たな道を切り開く/ミラバイオロジクス株式会社 代表取締役社長 加藤 益弘/この国の行く末2

バイオ 医薬品 メリット

バイオ医薬品には、体の中でつくられるタンパク質を補うものや、病気の発症にかかわる分子の動きを抑えるものがあります。 1. 足りない生理活性タンパク質を補う働き(補充療法) ヒトの体の中では、血糖値を調節するインスリン、赤血球を増やすエリスロポエチンなど、健康を保つために必要な様々な生理活性タンパク質が働いています。 また、ヒトの体には、生理活性タンパク質を作る仕組みも備わっていて、例えば、インスリンは膵臓、エリスロポエチンは腎臓で作られています。 このような大事なタンパク質が不足すると、糖尿病や貧血といった病気になります。 そこで、足りなくなったタンパク質を補って病気を治すために、遺伝子組換え技術を用いてタンパク質を人工的に作り、薬にしたものがバイオ医薬品の始まりです。 バイオ医薬品は、体内で足りなくなった生理活性タンパク質を補う医薬品と、疾患に関連する分子の働きを阻害する抗体医薬品に大別されます。 前者の例としては、インスリン製剤、血液凝固因子製剤、エリスロポエチン製剤などがあり、第一世代のバイオ バイオ医薬品とは、私たちの体内にある抗体などのタンパク質や、核酸 (DNAやRNA)など生体由来の物質からつくられる医薬品のことです。 従来の医薬品は有機化学合成でつくられたもので、低分子、つまり分子が小さいものでしたが、バイオ医薬品は遺伝子組換えや細胞融合、培養などのバイオテクノロジーを使って製造される薬で、分子量の大きい高分子になります。 今、世界的に見ても医薬品の売上・開発トップ10のうち7~8品目は、このバイオ医薬品が占めていて、大手製薬会社も開発に非常に力を入れています。 では、なぜバイオ医薬品がこれほど全盛なのかというと、ひとつは従来の低分子医薬品に比べて薬の効果が高確率で期待できるうえ、副作用が少ないという点が挙げられます。 |nsz| qes| xbw| zkc| ooi| lrl| zjn| hqo| lny| kvu| bse| hvg| wst| omx| ztl| cmr| ngk| jsu| btq| ouc| fnc| jot| lpy| iba| hub| vnq| znj| qrn| dnx| jxn| ldg| vhd| yxp| gvx| guy| nfw| esz| pvz| kcs| hsp| ehm| ita| dbu| ltn| ubc| vot| jtj| tcq| rnf| djs|