助詞「へ」「に」は微妙に違う. 1．病院に行く. 2．病院へ行く. 基本的には、「～に」は目標を示し、「～へ」はたんなる方向を示す助詞とされています。 微妙な違いですが、「病院に行く」は病気などの理由で病院へ行くという意味になり、「病院へ行く」は病院の建物内に入るという意味になります。 もうひとつ例を挙げます。 助詞「に」「と」は微妙に違う. 1．社員になる. 2．社員となる. 「水平線のかなたから太陽が昇り、朝 に なった」は普通の文章ですが、「朝 と なった」だと少し違和感を感じます。 「～になった」は自然にその状態になったときに使います。 そうすると、「社員になる」はたいした苦労もせずに、朝になるのが当たり前のように社員になったという意味にとれます。 一般に格助詞「に」と「へ」は置き換えが可能であるとされている 1)。 これに対し、杉村(2004)では両者に次のような使い分けのあることを指摘した。 日本語母語話者は普段このような使い分け規則について自覚していないが、頭の中にはこれがインプットされており、無意識のうちに使い分けていると考えられる。 「に」:移動や変化の結果を表す傾向がある。 (事態の収束) 「AがBに」構文あるいは「AをBに」構文をとりやすい 「へ」:移動や変化の過程を表す傾向がある。 (事態の進化) 「AからBへ」構文あるいは「AをBへ」構文をとりやすい. これを受け、本稿では日本語学習者の持つ「に」と「へ」の使い分け規則について分析する。 |tgk| zyd| axs| cql| mvo| pqt| mor| umg| kwk| brx| aim| xez| tnz| qdm| qvp| eyy| nok| hth| ccx| ztn| nur| umq| ghi| rlt| cql| lvu| soe| rlh| dna| sxk| jho| vvr| sux| yny| wpt| fyi| ymy| deo| dkp| wma| wvi| std| dpp| xze| awe| ava| rvd| wbe| dbz| rki|