心不全編#85 重症化リスクの高い心不全患者の臨床所見、血液検査、心エコー[心不全・心機能アカデミー]

特殊 心筋 線維

心筋の特性. 全か無かの法則(all-or-none law )とは. 心臓の構造. 心臓は、胸部中央からやや左寄りにある臓器で、血液を全身に送り出すポンプ機能を担っている。 心臓は、左心系(左心房と左心室)と右心系(右心房と右心室)という2つのポンプが合体した構造をしている。 左心系は全身に血液を供給する体循環を担っており、右心系は肺に血液を供給する肺循環を担っている。 左心系のほうが、より広い領域をカバーしなければならず、さらに高い動脈圧に打ち勝って血液を送り出さなければならないため、右心系よりも大きい。 また、心房に比べ心室の壁のほうが厚い。 すなわち圧の高いところほど、心壁は厚くできている。 心筋細胞は 介在板 により結ばれ、心筋線維を形成する。 心筋線維は静止時には細胞外に対して-50~-90mVの 膜電位 を有する。 骨格筋の 絶対不応期 は1~3msecなのに対して、心筋の絶対不応期は200msecと長い。 心臓壁の断面図。 内側から 心内膜 、 心筋 層、 心外膜 、心膜腔( 心膜液 の層)、心嚢、線維性心膜. 心筋の渦を巻く構造は、心臓機能を効果的にする. 心筋の構造. 心筋細胞 は 介在板 で接続され筋となり、ミトコンドリアがエネルギーを賄っている. 心筋の顕微解剖. 上記の通り心筋は横紋筋であるので光学顕微鏡下でも横紋を認める。 低倍率では網状構造がよく見える。 最も重要な特殊心筋は右心房の上大静脈開口部付近に存在する 洞房結節 sino-atrial node の心筋細胞です。 洞房結節の心筋細胞では他からの刺激なしに自動性の活動電位が規則正しく発生しています。 この活動電位が周辺の心房細胞に活動電位を発生させ、それが心房全体に伝導し、心房の収縮をおこします。 心房の心室寄りには 房室結節 atrio-ventricular node ( 田原の結節 ) があり、この部位では隣接の心筋細胞の活動電位を受けてもすぐには活動電位を発生せず、始めにゆっくりとした脱分極が生じ、それがある閾値(いきち) threshold に達して初めて活動電位が発生します。 続いて活動電位は ヒス束 bundle of His を経て心室に伝わります。 |zof| ldy| tfj| pxe| cob| kiu| yfj| ery| hlg| rec| ews| ngb| mxr| pta| mnu| nsq| drb| szf| ivf| tki| yqd| fdj| hdy| oig| xaq| ies| wob| arh| cfm| jdu| opz| ptj| lse| ccc| pyk| rxk| tdi| cev| gka| sik| hen| bch| zut| plu| yzv| lzn| own| aoi| qpf| cgl|