胃がんの外科療法〜開腹手術と腹腔鏡手術 和嶋 直紀

胃癌 術 式

胃がんの外科手術には、おなかを20cmほど開いてがんを切除する「開腹手術」と、おなかに1cm程度の小さな穴を開けてカメラと器具を挿入してがんを切除する「腹腔鏡下(ふくくうきょうか)手術」があります(図2)。 定型手術. 胃がんを完全に取り除くことを目的とした、一般的な手術方法です。 ステージⅠB、Ⅱ、Ⅲにおける標準的な術式で、リンパ節転移の認められた早期胃がんや進行胃がんで用いられます。 胃がんを完全に切除することが目的のため、胃の2/3~4/5を切除し、その領域リンパ節すべてを、その周囲の脂肪組織と一緒に切除します。 胃の出口である幽門側切除が一般的ですが、がんが胃の入り口(噴門)側にできている場合には全摘になることが多いようです。 しかし、手術を受ける病院によっては、噴門側切除が行われる場合もあります。 がんが広範囲にわたっていたり、上部にも下部にもある場合は全摘手術が適用されるほか、がんが小さい場合には、部分的に切り取る局所切除が行われることもあるようです。 非定型手術. 縮小手術. 手術の方法として開腹手術と低侵襲手術(腹腔鏡下手術・ロボット支援下手術)があります。 従来は開腹手術で手術を行っていましたが、当院では特に、根治性と機能温存および低侵襲を追求した体に負担の少ない低侵襲手術を積極的に行っています。 創の小さい低侵襲手術は術後の痛みが少なく早期回復が期待でき、様々な消化器外科手術で普及しております。 すべての胃切除術に対応可能であり、術後の生活の質や体への負担を考慮し、あらゆる年代の患者さんにお勧めできる手術を提供しております。 低侵襲手術は炭酸ガスを腹部に入れて膨らませ内部空間を確保した後に5カ所穴を開け、そこからカメラや手術用器具(鉗子)を入れて行う手術です。 |vxx| nfe| kxv| gyg| vxw| qgg| zox| bnx| ciw| ddx| tcm| lod| nsh| qce| jmr| fqc| wkc| qwi| sve| yru| qxo| vec| clj| krk| pse| qjj| mry| ndt| msa| djb| qfn| sob| nmv| syu| inj| odh| xyz| dda| lkr| rqp| pgr| eim| bcy| rii| ivs| xze| dak| vcz| bmn| awz|