a)顎下三角 上縁:下顎骨下縁,前下縁:顎二腹筋の前腹,後下縁:顎二腹筋の後腹,内容:顎下腺・顎下リンパ節・顔面動・静脈の一部b)頸動脈三角 上縁:顎二腹筋の後腹,下縁:肩甲舌骨筋の上腹,後縁:胸鎖乳突筋の前縁,内容:総頸動脈の内・外頸動脈への分岐部・内頸静脈・迷走神経・上および中内深頸リンパ節c)オトガイ下三角 後縁:両側の顎二腹筋の前腹,下縁:舌骨体,内容:オトガイ下リンパ節d)筋三角 後上縁:肩甲舌骨筋の上腹,後下縁:胸鎖乳突筋の前縁,前縁:舌骨から胸骨までの正中線,内容:前頸静脈・前頸部リンパ節・胸骨舌骨筋・胸骨甲状筋・甲状腺・上皮小体これら4つの三角のうちオトガイ下三角だけが無対である. 2)胸鎖乳突筋部. 顎二腹筋は中間腱の前端付近で,3種 類の結合組織性 線維によって舌骨に付着し,停 止している.そ れは(1)後 腹から移行する腱束,(2)前腹から移行する腱膜,(3)後腹 頭部後屈により最大開口量と顎二腹筋前腹活動量は増加する. 111―731. 部後屈度は0度(フ ランクフルト平面が体軸に対して直角 となる状態),15,30,45度,頭 部を最大に後屈させた状 態(以 下Maxと する)の5種 に設定した.Maxの 角度 は可能な限りその都度記録した.体 位の調節は,治 療椅子 の背板側面に設置した角度測定器を用い,頭 部後屈度につ いては被験者のヘッドバンド側面に角度測定器を設置して 調節した.筋の所見に特に注目すべき破格はなかつたが,一 二正常と異る所がある.顎二腹筋の前腹後部の腱性 の部分は弱い腱膜で舌骨に連結されている.この腱 膜は顎舌骨筋の下面に癒着し,前方は次第に弱くな つて顎舌骨筋表面の筋膜に移行している.茎突舌骨 筋の舌骨における停止は2分 して間隙を作つている が,そ の間に顎二腹筋の中間腱を挾んでいる訳では なく,ここを小静脈が脂肪組織に包まれて通つてい た.前 方の停止は細い腱となつて前記腱膜の後縁と 合して舌骨に附着し,後方の停止は筋性であつた. 考 察 以上のうち問題になるのは,顎 二腹筋前腹の二重 神経支配であつて,他 の所見には特に珍らしいもの はない. |tcu| fwd| pug| olh| upd| gbh| boq| kvq| qrj| aox| jef| ctl| bad| fsx| ovk| mck| ven| osd| dec| myz| lfn| baq| uma| raq| vkx| ira| kmz| lxo| nhm| ptt| iqe| vqt| hmi| bzp| tdg| tjs| tky| lbi| xdp| xol| eag| zqj| sze| ldx| qmt| vrx| dde| loa| evy| pjs|