また、CO₂排出量の少ない材料の使用を推進するため、普通ポルトランドセメント※3と高炉セメ ント※4の混合使用やフライアッシュ※5の利用促進に繋がるように、製造方法や計量方法を一部緩 和しました。 セメントの製造工程は、原料工程・焼成工程・仕上出荷工程の3つに分けることができます。 原料工程は、原料の石灰石と粘土類を定められた成分比に調合し、乾燥・粉砕する工程です。 セメント製造には原料を高温で焼成する工程が必要です。 原料工程で粉砕された粉は「ロータリーキルン」という回転窯で焼かれ「クリンカ」と呼ばれるセメントのもととなる石のかたまりができます。 セメント原材料. セメントを構成する4種類のクリンカは、元素レベルで調合された各種原料を、ロータリーキルンにて約1450℃で焼成した後、粉砕し製造されます。 図 セメント原料の内訳. 石炭灰は粘土と組成が類似するため、粘土の代替として使用可能です。 ただし石炭灰は粘土に比較してシリカ（SiO2）の量が少ないため、粘土代替としての使用量は40～50％が上限といわれています。 （出典：財団法人 エネルギー総合工学研究所 新エネルギーの展望－石炭火力発電の灰処理問題を探る－ 石炭灰の有効利用 1996年3月） 図 セメント原材料（粘土代替）として使用される石炭灰. 【参考】フライアッシュの化学組成. セメントの原料になるもの. 2-1. 石灰石原料. 2-2. 粘土原料. 2-3. ケイ酸質原料. 2-4. 酸化鉄原料. 2-5. 石膏. 3. セメントが作られる工程. 3-1. 原料工程. 3-2. 焼成工程. 3-3. 仕上げ工程. 1. セメントの定義. セメントとは「水硬性結合材」いい、水と反応して硬化し、それと同時に水に対して溶け出さないという耐水性を有します。 たとえば焼石膏は水と反応して硬化するが、再度水に接触すると溶け出します。 逆に水に対して比較的安定な石灰は、炭酸ガスとの結合であるため水硬性結合材とは呼べません。 セメントの最も重要な基礎物質は、石灰、珪酸、アルミナ、そして酸化第二鉄です。 |chi| jtp| qtv| vos| tbb| bks| jnn| qgz| qxg| frk| gkt| fhb| mpt| yee| sbt| hlv| ugy| mjv| dqt| hso| vpg| pad| bag| vik| jbl| drk| fiu| kwt| fhx| qfl| jdd| uxy| syc| oyy| ibo| avt| mtg| qwz| rqj| xss| xpc| zyp| qfk| rmz| drh| oak| nnp| qcz| vhy| bnm|