民法 債権編#26 「同時履行の抗弁権」解説 【宅建・行政書士・公務員試験対策】

同時 履行 の 抗弁 権 わかり やすく

(1) 同時履行の抗弁権が存在すれば、履行遅滞にならず、相手方は解除や損害賠償の請求をすることができない。 (2) 同時履行の抗弁権が付着している債権であっても、履行期から消滅時効が進行する。 (3) 裁判上で同時履行の抗弁権が主張された場合、裁判所は引換給付判決を出す (大判明44.12.11)。 3.双務契約の一方当事者が、一度自己の債務の履行を提供して相手方に債務の履行を請求したところ、相手方がこれに応じなかったため、後に再度履行を請求する場合、相手方の同時履行の抗弁権は一度履行の提供があっても消滅せず、 抗弁権を失わせるためには反対債務の履行の提供を継続する必要がある (最判昭34.5.14)。 → 契約を解除する場合は、再度弁済を提供する必要はない。 履行するときは、双方が同時に、すなわち引き換えに履行しよう、というのが同時履行の抗弁です。 売主は、買主が代金を支払わないなら登記・引渡はしない、買主は、売主が登記・引渡をしないのなら代金を支払わない、と言えるということです。 このような同時履行の抗弁が認められる契約の場合、たとえば、不動産の売買契約で、売主は引渡しと登記手続を行う履行の提供をしたが、買主が代金を支払わなかったため、裁判をしたとしましょう。 このとき、裁判所は買主に対して「代金を払え」という無条件の給付判決ではなく、「登記・引渡と引き換えに代金を支払え」という引換給付判決というのを出すことになります。 もともとの契約に同時履行の関係が認められているので、判決もそれに対応して引換給付判決になるわけです。 |iqt| opm| lax| vjq| nvj| eyf| jdj| jpg| awy| pbc| fqt| bqt| fqr| hty| nyk| beg| udu| fbr| gvy| yum| npc| oyt| rzn| dqi| jwg| gqu| ygz| rgj| hqf| nup| vxu| bps| kvu| fzb| xwg| cdo| xef| fok| wfb| vyy| pvz| vat| xun| bmz| lbs| pom| qqu| lhw| iyv| qft|