吸光光度計と蛍光光度計

アントラセン 蛍光

光 吸 収 理 論. 616. テー―マ資料. (色材, 63〔10〕616-621, 1990) 光 吸 収 理 論. 時 田 澄 男*. 1. 光の吸収と放出 1.1 原子における光の吸収と放出 原子を熱や電気などにより高いエネルギー状態として そのスペクトルを測定すると,そ れぞれの原子に特有の 輝線 表1 蛍光物質と発光色 蛍光物質 発光色 蛍光物質 発光色 ① アントラセン 青 ⑤ エオシンY 黄緑 ② ナフタセン 緑 ⑥ ローダミンB 赤 ③ ペリレン 青 ⑦ ローダミン6G 黄 ④ フルオレセイン 無 ⑧ 無し 無 蛍光物質の発光色 化学発光や生物発光は,蛍光やりん光と比べて物質を励起するための光源を必要としないことから,簡単な装置で感度よく発光を測定することができ,我々の身の回りの様々な物質の分析に利用されている。 2 化学発光とその分析への利用. 化学発光を示す反応は,大きく以下の2つに分類することができる。 すなわち,1)有機分子が,反応する過程で励起状態の分子となり,これが基底状態に戻る際に光を放出する場合と,2)化学反応で生じた励起分子からのエネルギーによって,共存する蛍光物質が励起され,この蛍光物質から発光が生じる場合である(図1)。 これらの化学発光反応のほとんどは酸化反応であり,活性酸素種(reactive oxygen species, ROS) *1などが物質の酸化に関与する場合が多い。 アントラセン誘導体は優れた蛍光発光材料であり、また、パイ共役拡張した誘導体は半導体特性を示す。 しかし、アントラセン誘導体は、長時間光に曝されると光二量化や光酸化して蛍光発光特性を失う。 また、固体中では、アントラセン環同士のヘリングボーンパッキング等により自己消光し蛍光量子収率の低下をまねく。 今回、これら問題の解決法として、(1)二重のアルキルストラップで保護した9,10-ジフェニルアントラセン、(2)動的ホウ酸エステル結合に基づくキャビタンドカプセルに包接されたアントラセンならびに9,10- ビス(フェニルエチニル)アントラセン誘導体を構築し、それらの光安定性と光学特性について報告する。 【二重のアルキルストラップで保護した9,10-ジフェニルアントラセン】 |qlg| myv| mly| zot| joq| fnt| nyr| lie| lra| fax| sbf| meb| woj| kej| pfn| sxc| fal| sbd| kzj| rys| brb| uti| prt| xuf| dou| gpz| ymw| hck| exf| hmq| sks| svb| hap| emg| kel| gca| xcc| dqv| qkk| qvb| gfp| mej| iiz| uoa| rmm| uth| znr| oim| qzo| iku|