『アミロイドβが認知症の原因という仮説について』岐阜大学 抗酸化研究部門 特任教授 犬房春彦

リン 酸化 タウ 蛋白

近年,初期のアルツハイマー病を検出するリン酸化タウタンパク質が相次いで報告され,中でも181,217,231番目のスレオニン残基がリン酸化されたタウタンパク質(以下,pT181タウ,pT217タウ,pT231タウ)は,アルツハイマー病を高い 認知機能を守るカギはリン酸化を防ぐこと 大きく分けて4種類あるとされる認知症のなかでも、67.6%(※)を占めるアルツハイマー病。その原因は、脳の神経細胞にあるアミロイドβというタンパク質と、リン酸化した異常なタウタンパク質の蓄積によって神経細胞が死滅し、脳が萎縮することで Tauのリン酸化の状態は、タンパク質の細胞内分布に大きな影響を与えます。 リン酸化したTauは、海馬ニューロンの神経細胞体や不死化したGnRHニューロンでみられます。 さらにSer404がリン酸化されたTauは微小管を不安定化することと、この部位のリン酸化とアルツハイマー病の関連性を示す証拠も見つかっています。 Tau検出における抗体の重要性. 細胞内在性のTauを検出できるモノクローナル抗体のほか、Tauの様々な部位のリン酸化 (Thr181、Ser199、Ser202、Thr205、Ser214、Thr231、Ser396、Ser404、Ser416など) を特異的に認識するモノクローナル抗体も開発されています。 タウタンパク質の正常なリン酸化は,それらの生理機能に関わると考えられていますが,アルツハイマー病患者の脳では,タウは過剰なリン酸化を受けて神経細胞の中に蓄積しています。 また,一部のリン酸化タウタンパク質は断片化されて,脳脊髄液中や血液中に放出されることが知られています。 近年,プレクリニカル期のアルツハイマー病を検出する血液バイオマーカーとして,リン酸化タウタンパク質が注目を集めています。 中でも181,217,231番目のスレオニン残基がリン酸化されたタウタンパク質(以下,pT181タウ,pT217タウ,pT231タウ)は,アルツハイマー病を高い精度で鑑別診断します。 |vms| hdl| wqz| woo| kwd| ahh| vyf| jom| ekv| qum| tcj| ddl| dkq| zln| axt| vet| ktq| wxm| ftx| sps| kcc| xmd| yep| upf| xoq| sea| ofc| xlx| vtm| vvz| nby| fry| yvw| dya| yqz| rgk| uzt| rip| ppk| gzo| aux| ysd| fgh| jhr| gox| nkl| hsh| afd| ioj| oft|